グラフで見る関西経済(2014年8月)
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2014/08/25
調査部 塚田裕昭


【今月の景気判断】


関西経済は緩やかに持ち直している。消費税引き上げ前の駆け込みで増加していた生産は、6月は減少したものの高水準で推移している。輸出は月次の振幅はあるものの、均して見ると緩やかに持ち直している。雇用環境をみると、有効求人倍率などの持ち直しが一服しているが、賃金は現金給与総額が3ヶ月連続で前年比増加となり所定内給与が30ヶ月ぶりに増加となるなど、持ち直しつつある。そのような中、個人消費は緩やかに持ち直しており、駆け込み需要の反動減からの回復がみられる。住宅投資は、消費税率引き上げ前の駆け込みの後、昨年終わりごろから減少してきたが、このところ横ばい圏で推移している。また、設備投資は、減少が続いていた製造業が今年になって増加に転じるなど、持ち直している。公共投資は、請負金額をみると増加している。関西経済の先行きは、一部に見られる増税の反動が一巡した後は、海外経済が緩やかに回復する中で、持ち直しが続くと見込まれる。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~中国などアジア経済の回復の動きと同地域向け輸出の動向、米国の金融政策の動向

  • 企業活動~電気機械、情報通信機械、電子部品・デバイスなど電気製品関連の生産動向、企業の収益と設備投資の動向

  • 政策~政府の新成長戦略の具体化の行方

  • 家計~物価上昇下での実質賃金と消費の動向


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