グラフで見る関西経済(2014年12月)
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2014/12/26
調査部 塚田裕昭


【今月の景気判断】


関西経済は緩やかに持ち直している。生産は、4月の消費税率引き上げ後も高水準で推移してきた後、8月に減少、年初の水準を下回ったが、その後再び増加している。輸出は月次の振幅はあるものの、均して見ると緩やかに持ち直している。雇用環境をみると、失業率、有効求人倍率などは横ばい圏で推移しているが、賃金は現金給与総額が7ヶ月連続で前年比増加となり、所定内給与が小幅ながら5ヶ月連続で増加となるなど、持ち直している。そのような中、個人消費は、駆け込み需要の反動減が一巡したが、その後、横ばい圏で推移している。住宅着工は、消費税率引き上げ前の駆け込みの反動で昨年終わりごろをピークに水準を大きく下げた後、増減しながらも減少傾向で推移している。設備投資は、非製造業が減少し、全体としては持ち直しが一服しているが、製造業は増加基調となっている。公共投資は、請負金額をみると増加が一服している。関西経済の先行きは、海外経済が緩やかに回復する中で、持ち直しが続くと見込まれる。消費増税後、水準を下げている個人消費も、賃金が持ち直す中で物価が落ち着いてくるため、緩やかに持ち直すだろう。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~中国などアジア経済の回復の動きと同地域向け輸出の動向、欧米の金融政策の動向

  • 企業活動~高水準の生産活動の持続性、企業の収益と設備投資の動向

  • 政策~14年度補正予算、15年度予算の動向と景気に与える影響

  • 家計~物価上昇下での実質賃金動向と消費税率引き上げ延期後の消費動向


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