グラフで見る東海経済(2013年5月)
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2013/05/28
エコノミスト 内田俊宏


【今月の景気判断】


東海経済は持ち直している。ただ、生産は自動車や航空機関連の減少が響き、増加が一服している。海外景気の回復により輸出は持ち直しているが、米国や東南アジア向けが堅調な一方、中国向けは伸び悩んでいる。個人消費は、高額消費の好調が続くが、食品や日用品への支出が弱含み、総じて横ばいとなっている。雇用環境は、求人倍率が改善傾向にあるものの、常用雇用の改善は一服している。企業業績は改善しているが、設備投資は慎重な動きが続いている。公共投資は増加基調であるが、住宅投資は横ばい圏で推移している。
今後も、世界経済の緩やかな回復とともに輸出は持ち直しが続き、生産も高水準での推移が続くとみられる。4月以降、公共投資も増加基調が明確となり、住宅投資の増加も見込まれるが、雇用・所得環境への波及が鈍く、生産も頭打ちとなってきたため、景気の急速な持ち直しペースは緩やかになると予想される。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中景気の先行き、世界的な追加金融緩和による株高の持続力、TPP交渉の行方

  • 企業活動~アベノミクスによる円安・株高の影響、大型の補正予算の執行、中国などアジア向け輸出の動向

  • 家計~雇用・所得環境改善の広がり、株高が消費に与える影響、円安に伴う食品・エネルギー等の物価上昇


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