グラフで見る東海経済(2013年6月)
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2013/06/25
エコノミスト 内田俊宏


【今月の景気判断】


東海経済は持ち直している。自動車や航空機部品などの輸送機械の生産が大きく増加したほか、海外景気の回復を背景に輸出の持ち直しも続いている。1~3月期の設備投資は2四半期ぶりに増加した。個人消費は、高額消費の好調が続き、百貨店販売が高水準で推移するほか、新車販売も8ヶ月ぶりにプラスに転じている。住宅投資は緩やかに持ち直し、公共投資も増加基調が続いている。一方、雇用環境は、求人倍率が改善傾向にあるが、常用雇用の改善は頭打ちとなっている。
今後も、世界経済の緩やかな回復とともに輸出は持ち直しが続き、生産も底堅い推移が続くとみられる。新年度に入って公共投資に加え、住宅投資も増加しており、今後も増加が見込まれるが、雇用・所得環境への波及が鈍く、夏場にかけ生産が頭打ちになると、景気の持ち直しも一服することが予想される。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中景気の先行き、米国の金融緩和縮小にともなう株価の先行き、日米TPP交渉の行方

  • 企業活動~アベノミクス効果の剥落による円高・株安の影響、大型の補正予算の執行、中国向け輸出の動向

  • 家計~雇用・所得環境改善の広がり、株価調整が消費に与える影響、食品・エネルギー等の物価上昇


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