グラフで見る東海経済(2013年7月)
全文紹介

2013/07/23
エコノミスト 内田俊宏


【今月の景気判断】


東海経済は持ち直している。自動車や航空機部品などの輸送機械の生産が減少したものの、海外景気の回復を背景に輸出は持ち直し傾向が続いている。個人消費は、高額消費が好調で百貨店販売は東京や大阪に比べ高水準で推移している。住宅投資も緩やかに持ち直しており、公共投資も増加基調が続いている。一方、雇用環境は横ばい圏で推移しているが、新規求人倍率が愛知と岐阜で悪化に転じたほか、常用雇用も全国に比べて弱めの動きが続いている。賃金は、所定内給与が増加に転じるなど緩やかに持ち直している。
今後も、世界経済の緩やかな回復とともに輸出は持ち直しが続き、生産はやや水準を低下させたとしても、底堅く推移するとみられる。新年度に入り、公共投資に加え、住宅投資も増加しているが、雇用・所得環境への波及が鈍く、今後、景気の持ち直しに一服感が出てくることも予想される。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中景気の先行き、米国の金融緩和縮小の模索にともなう株価の先行き、TPP交渉の行方

  • 企業活動~アベノミクスの様々な企業規模や業種への波及、大型の補正予算の執行、中国向け輸出の動向

  • 家計~雇用・所得環境改善の広がり、株価水準が消費に与える影響、食品・エネルギー等の物価上昇


全文紹介 前のページへもどる

ページの先頭へ

1234567890