グラフで見る東海経済(2014年3月)
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2014/03/25
シニアエコノミスト 内田俊宏


【今月の景気判断】


東海経済は増税前の駆け込み需要もあり、持ち直している。緩やかな所得増に伴って個人消費の持ち直しが続いていたが、冬のボーナスの増加に加え、年明けから駆け込み需要が顕在化し、消費だけでなく、生産や輸入も増加している。一方、住宅投資は、契約ベースの駆け込み需要がピークアウトし、徐々に水準が低下している。輸出は、アジア向けを中心に増加が一巡している。雇用は求人倍率の上昇に一服感が出ている。
今後も、生産は年度末近くまで高水準で推移する見込みで、設備投資も一定の駆け込み需要が予想される。また、自動車業界を中心に春闘での賃上げ率が高まり、所得面から個人消費の持ち直しを支えるだろう。輸出が伸び悩む中、消費増税後は、生産や個人消費の反動減が避けられず、景気は一時的な低迷が予想されるが、公共投資や設備投資の下支えにより、景気後退局面に入ることは回避できる見込みである。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中および新興国の景気先行き、日米の金融政策、ウクライナ情勢に伴う為替・株価への影響

  • 企業活動~消費増税前後の生産活動の増減、設備投資の企業規模や業種における広がり、米中向け輸出

  • 家計~春闘での妥結結果、食品・エネルギー等の物価上昇、増税前の駆け込み需要と増税後の反動減


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