グラフで見る東海経済(2014年5月)
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2014/05/28
シニアエコノミスト 内田俊宏


【今月の景気判断】


東海経済は持ち直しが続いているが、一部に駆け込み需要の反動がみられる。輸出は横ばい圏で推移しているが、駆け込み需要の反動に伴い、生産が調整している。住宅投資の減少傾向も続いているが、雇用が横ばい圏で推移するほか、春闘での賃上げ率の高まりにより所得面からの景気下支え効果が期待できる。個人消費の落ち込みも想定内にとどまっており、消費増税前の駆け込み需要の反動は一時的とみられる。
今後は、大企業を中心とした賃上げ率の高まりや夏季賞与の増加など所得面の改善が見込まれるため、消費者マインドの一層の低下には歯止めがかかると予想され、消費の持ち直しが見込まれる。輸出は伸び悩む可能性もあるが、設備投資は製造業を中心に増加が見込まれ、非製造業や中小企業への波及も期待される。公共投資も消費増税に伴う対策による効果が見込まれ、景気は反動一巡後に持ち直すだろう。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中および新興国の景気先行き、日米の金融政策、ウクライナ情勢に伴う為替・株価への影響

  • 企業活動~消費増税後の生産活動の動向、設備投資の企業規模や業種における広がり、米中向け輸出

  • 家計~増税後の駆け込み需要の反動減、食品・エネルギー等の物価上昇、賃金の持ち直し時期


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