グラフで見る東海経済(2014年6月)
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2014/06/25
シニアエコノミスト 内田俊宏


【今月の景気判断】


東海経済は持ち直しが続いているが、一部に駆け込み需要の反動がみられる。自動車を中心に輸出や生産が減少しているほか、個人消費にも反動が出ている。一方、雇用は底堅く推移し、春闘での賃上げ率の高まりにより所得面からの下支え効果が期待できるため、個人消費や住宅投資の落ち込みには歯止めがかかりつつある。公共投資と設備投資の増加基調も続き、景気は増税前の駆け込み需要の反動から脱しつつある。
今後は、大企業を中心とした賃上げ率の高まりや夏季賞与の増加など所得面の改善が見込まれ、消費者マインドが底堅く推移することが予想される。輸出は新興国向けを中心に弱含む可能性もあるが、設備投資は製造業を中心に増加が見込まれ、電力を除く非製造業や中小企業への波及も期待される。公共投資も消費増税に伴う対策による増加が見込まれ、駆け込み需要の反動一巡後には景気は持ち直しの動きを強めるだろう。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中および新興国の景気先行き、日米欧の金融政策、イラク情勢に伴う原油・為替への影響

  • 企業活動~消費増税後の生産活動の動向、設備投資の企業規模や業種における広がり、新興国向け輸出

  • 家計~増税後の駆け込み需要の反動減、食品や電気・ガス・ガソリンなどの物価上昇、賃金の持ち直し時期


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