グラフで見る東海経済(2014年7月)
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2014/07/25
シニアエコノミスト 内田俊宏


【今月の景気判断】


東海経済は持ち直しが続いており、駆け込み需要の反動減からの回復がみられる。自動車生産は減少したが、輸送機械全体では増加に転じ、増税後の反動による影響は薄れつつある。雇用は底堅く推移し、春闘の賃上げ率の高まりにより所得面からの下支え効果も期待でき、個人消費や住宅投資の落ち込みに歯止めがかかっている。公共投資と設備投資も増加基調で、景気は駆け込み需要の反動減から脱しつつある。
今後は、物価上昇による実質所得の下押しが懸念されるが、賃金や夏季賞与の増加など名目所得の改善により、消費が底堅く推移すると予想される。輸出は新興国向けを中心に弱含む可能性もあるが、設備投資は製造業を中心に増加が続き、電力を除く非製造業や中小企業への波及も期待される。公共投資も消費増税に伴う対策による増加が続き、駆け込み需要の反動が一巡するにつれて景気は持ち直しの動きを強めるだろう。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中および新興国の景気先行き、日米欧の金融政策、国際情勢に伴う原油・為替への影響

  • 企業活動~消費増税後の生産活動の動向、設備投資の企業規模や業種における広がり、新興国向け輸出

  • 家計~増税後の反動減からの持ち直し、食品や電気・ガス・ガソリンなどの物価上昇、賃金の持ち直し時期


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