グラフで見る東海経済(2014年11月)
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2014/11/26
調査部 塚田裕昭


【今月の景気判断】


東海経済は弱含んでいるが、一部に持ち直しの動きもみられる。生産は、年前半は減少傾向にあったが、足下で持ち直しの動きがみられる。実質輸出は、9月に2ヶ月ぶりに前月比で増加となり、持ち直しの動きがみられる。雇用は、失業率が低下し就業者数が増加する一方で、愛知県の求人倍率が低下するなど一部に弱い動きがみられる。個人消費は、夏のボーナスの増加など賃金面からの下支え効果もあって、駆け込み需要の反動減から回復しているが、実質では頭打ちとなっている。設備投資は非製造業が減少しているが、製造業が増加し、全体でも増加している。住宅着工はこのところ減少傾向で推移し、公共投資は増加が一服している。
先行きについては、生産は、自動車が横ばいで推移する中、電子部品・デバイス、はん用・生産用・業務用機械を中心に緩やかな持ち直しが予想される。輸出は、海外景気が緩やかに回復してくる中で次第に持ち直してこよう。消費は、名目所得の改善によるプラス効果もあるが、物価上昇による実質所得の下押しが懸念されるため、回復は緩やかなものに留まろう。公共投資は横ばい圏の推移となろうが、設備投資は製造業を中心に増加基調が続こう。東海経済は、足下で弱含んでいるが、次第に持ち直してくると見込まれる。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~米中および新興国景気の先行き、日米欧の金融政策、国際情勢に伴う原油・為替への影響

  • 企業活動~生産の持ち直しの動きの持続性、規模・業種別の設備投資の広がり、新興国向け輸出動向

  • 政策~衆院選の結果と新政権下での経済政策

  • 家計~物価上昇と賃金の持ち直し、実質所得減少の消費への影響。


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