グラフで見る東海経済(2016年7月)
全文紹介

2016/07/26
調査部 塚田 裕昭 杉本 宗之


【今月の景気判断】


東海経済は、横ばい圏で推移しているが、一部に弱い動きがみられる。生産は2月に自動車工場の生産停止の影響で大幅に減少した後、3月に増加したが、4月に熊本地震の影響もあって減少となり、均してみると弱含んでいる。輸出は、5月の実質輸出が2ヶ月ぶりに増加したが、均してみると弱含みとなっている。雇用は、失業率、就業者数、求人倍率など、総じて横ばい圏で推移している。賃金は横ばい圏で推移している。個人消費は、物価の落ち着きによる下支え効果もあって横ばい圏で推移しているが、一部に弱い動きがみられる。設備投資は、増加が一服している。住宅着工、公共投資は、横ばい圏で推移している。先行きについては、生産は6月以降自動車関連において挽回生産が見込まれ、生産全体を均してみると横ばい圏での推移が見込まれる。輸出は、新興国経済減速の影響もあって横ばい圏での推移が見込まれる。英国のEU離脱問題は企業活動の先行きの懸念材料ではあるが、生産、輸出など実体経済に与える影響は限定的であると考えられる。消費は、所得環境が変わらない中、横ばい圏での推移が見込まれる。設備投資、公共投資も横ばい圏の推移が見込まれる。東海経済は、横ばい圏での推移が見込まれる。


【当面の注目材料】



  • 世界景気~イギリスのEU離脱問題、中国等新興国経済の減速懸念、米国の金融政策

  • 企業活動~電子部品デバイスの生産・在庫動向、自動車関連の挽回生産の動向、伊勢志摩サミット開催後のインバウンド消費

  • 政策~消費増税先延ばしの財政への影響、マイナス金利導入の影響

  • 家計~賃金の改善状況と消費行動への影響、資産価格変動の影響


全文紹介 前のページへもどる

ページの先頭へ

1234567890