景気ウォッチャー調査(東海地区:2017年8月) ~ 現状判断DIは2ヶ月連続で低下 ~
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2017/09/08
調査部 塚田 裕昭 杉本 宗之


○9月8日に内閣府が公表した「景気ウォッチャー調査」によると、東海地区の8月の現状判断DI(3ヶ月前と比較しての景気の現状に対する判断 ※季節調整値)は、前月差1.5ポイント低下の49.9と2ヶ月連続で低下した。原数値では前月差3.0ポイント低下の49.0と3ヶ月ぶりに低下し、横ばいを示す50を9ヶ月ぶりに下回った。分野別(原数値)にみると、家計動向関連(小売、飲食、サービス、住宅関連)DIは、同1.2ポイント低下の46.7と2ヶ月連続で低下し、横ばいを示す50を2ヶ月連続で下回った。企業動向関連と雇用関連からなるDIは、同6.9ポイント低下の53.5と3ヶ月ぶりに大幅に低下したが、横ばいを示す50を9ヶ月連続で上回った(注1)。



8月の先行き判断DI(2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断 ※季節調整値)は、前月差0.6ポイント上昇の50.6と5ヶ月連続で上昇した。原数値では前月差0.7ポイント低下の49.8と3ヶ月連続で低下し、横ばいを示す50を5ヶ月ぶりに下回った。分野別(原数値)にみると、家計動向関連のウォッチャーによる景気の先行き判断DIは、同0.4ポイント上昇の48.7と3ヶ月ぶりに上昇したが、横ばいを示す50を2ヶ月連続で下回った。企業動向・雇用関連のウォッチャーによる景気の先行き判断DIは、同3.3ポイント低下の51.9と2ヶ月ぶりに低下したが、横ばいを示す50を5ヶ月連続で上回った。



現在の景気の水準自体に対する判断DI(季節調整値)は、8月は前月差2.7ポイント低下の48.8と5ヶ月ぶりに低下した。原数値では前月差3.6ポイント低下の48.3と3ヶ月ぶりに低下し、横ばいを示す50を3ヶ月ぶりに下回った。分野別(原数値)にみると、家計動向関連のウォッチャーによる景気の水準自体に対する判断DIは、同3.8ポイント低下の44.0と3ヶ月ぶりに低下し、中立を示す50を41ヶ月連続で下回った。企業動向・雇用関連のウォッチャーによる景気の水準自体に対する判断DIは、同4.0ポイント低下の56.4と3ヶ月ぶりに低下したが、中立を示す50を11ヶ月連続で上回った。



○内閣府では、全国調査での景気ウォッチャーの見方として「持ち直しが続いている。先行きについては、人手不足や海外情勢に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」とまとめ、現状、先行きともに先月の判断を据え置いた。
(7月のまとめ)「持ち直しが続いている。先行きについては、人手不足に対する懸念もある一方、引き続き設備投資等への期待がみられる」


○東海経済についての東海地区の景気ウォッチャーの見方は「持ち直しの動きが一服している。先行きについては、季節要因による改善が見込まれる一方、地政学リスクへの懸念もあり、総じて見ると横ばいの動きが見込まれている」とまとめられる。
(7月のまとめ)「持ち直しの動きが引き続きみられる。先行きについては、家計関連では見方が慎重となる一方、企業関連では受注や販売の伸びに期待する声が広がっており、総じて見ると横ばいの動きが見込まれている」


(注1)企業動向関連と雇用関連からなるDI(原数値)は、内閣府HPに掲載されている地域別の各分野合計値から家計動向関連の値を除いた上で、「景気ウォッチャー調査」のDI算出方法に従って当社調査部にて試算した。


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