2012年度東海3県主要集客施設・集客実態調査東海の集客施設、震災年からの回復で3分の2(約64%)の施設で対前年比集客増
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2013/05/29
政策研究事業本部(名古屋) 観光政策室長 田中三文

三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区 社長:水野 俊秀)は、「2012年度東海3県主要集客施設・集客実態調査」(東海地方の主要集客施設へのアンケート調査(2013年4月実施:送付数は71、回答数は69)により、2012年度(2012年4月~2013年3月)の集客実態を分析しました。

【調査結果の概要】

●各地施設の集客数

  • 「ナガシマリゾート」(三重県桑名市)が、1,545万人と7年連続でトップ。遊園地の新機種や新アトラクションの導入により、キッズ、ファミリーからヤング層まで幅広い集客を実現。また、ジャズドリーム長島の第4期オープン(2011年9月)や、なばなの里の冬のイルミネーションの人気もあり過去最高を記録。
  • 2位は、827万人の「刈谷ハイウェイオアシス」(愛知県刈谷市)で、新東名高速道路の開通(2012年4月14日)による通行量の増加が集客効果を生んだほか、隣接する岩ケ池公園内の大型遊具新規導入、東日本大震災からの自粛ムードからの変化などにより、前年比で4.7%増。
  • 3位は、約694万人の「中部国際空港セントレア」(愛知県常滑市)で、大型イベントや平日イベントの増強により対前年度比で5.7%増加。

●対前年比の傾向 ~震災年から回復、イベント開催や投資効果で約3分の2の施設で増加~

  • 対前年比の集客数では、69施設中約3分の2の44施設(63.8%)が前年を上回る。
  • 主な理由としては、2011年度の東日本大震災年(キャンセルや出控え)からの回復、また自粛したイベントの開催、追加投資などの実施、またそれに伴うPR効果などがあげられている。
  • 集客数上位10施設のうち8施設が前年比で上回り、集客上位施設においては全般的に好調。
  • 対前年比で326.4%増(約4.3倍)と大幅に増加した「名古屋ボストン美術館」(愛知県名古屋市)は、特別企画展「ボストン美術館 日本美術の至宝」が26万5千人の集客を得る大ヒットとなり、年間の集客数を大幅に押し上げた。
  • 対前年比増加率2位の「花フェスタ記念公園」(岐阜県可児市)は、繁忙期(春のばらまつり)に好天に恵まれたことと、繁忙期(春秋ばらまつり)以外の入園料の値下げが効果をあげた。
  • 減少率が最も大きかった「リニア・鉄道館」(愛知県名古屋市)は、開業効果の翌年で集客数は落ち着いたものの、全国各地から幅広い年齢の来館があり、開業時に掲げた年間目標60万人を越える集客数を得ている。
  • 「名古屋市科学館」(愛知県名古屋市)も、リニューアル年の反動で前年比14.9%減少したが、リニューアル前の通常年の約60万人と比べると2倍以上の約130万人を集客している。
  • 消費単価については、「消費全体」「飲食」「乗物・体験等」「買い物」といずれの項目も「下がった」が「上がった」を上回っており、2012年度時点においては、まだ、レジャー施設における消費は回復していないことがわかる。
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