2013年度東海3県主要集客施設・集客実態調査景気回復基調による施設リニューアル、趣向を凝らしたイベント開催で集客増
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2014/05/14
政策研究事業本部(名古屋) 観光政策室 主任研究員 内田 克哉
副主任研究員 杉本 宗之

三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区 社長:藤井秀延)は、、「2013 年度東海3県主要集客施設・集客実態調査」(東海地方の主要集客施設へのアンケート調査、2014年4月実施:回答数は70)による2013年度(2013年4月~2014年3月)の集客実態を分析し、結果を取りまとめましたので発表致します。

【調査結果の概要】
●各施設の集客数の状況
  • 「ナガシマリゾート」(三重県桑名市)が、1,545万人と8年連続でトップ。遊園地の新機種導入、プールにおける新アトラクションの導入の影響、なばなの里のイルミネーションやジャズドリーム長島も引き続き好調を維持し、過去最高を記録した前年度の値を維持する結果となった。
  • 2位は、820万人の「刈谷ハイウェイオアシス」(愛知県刈谷市)で、集客が見込める土日の天候不順等が影響し、前年比では0.8%減少している。
  • 3位は、約688万人の「中部国際空港セントレア」(愛知県常滑市)で、前年比では0.9%減少(約6万人減)しているが、前年は12万人を集客した国際航空宇宙展が開催された特殊要因があることを考慮すると、ほぼ前年並の集客があったといえる。
  • 6位の「ラグーナ蒲郡」は、約1年にわたって開催した企画展が好調であったこと、夏の酷暑の影響でプール需要が増加した事が影響し、前年比14.2%増で330万人を記録した。
  • 「かねふくめんたいパークとこなめ」(愛知県常滑市)は、近隣に会員制大型ショッピングセンターのコストコ中部空港倉庫店がオープンし、周辺地域の賑わいが増した事も相まって、集客数は230万人を超え、一気に8位となった。
●対前年比の傾向
~設備投資、新アトラクション、イベント開催の効果で6割が増加、酷暑も明暗を分ける~
  • 対前年比の集客数では、70施設中42施設(60.0%)が前年を上回る。集客数上位10施設のうち7施設が前年比で上回り、集客上位施設においても全般的に好調。
  • 主な理由としては、景気回復による設備投資・施設のリニューアル、新アトラクションの導入が進んだこと、三重県方面においては伊勢神宮の式年遷宮も好影響を及ぼした。また、夏の酷暑によりプール併設施設や水遊びが可能な施設が好調であったことや、各施設が趣向を凝らしたイベントを開催するなどして集客性を向上させたことが要因と考えられる。
  • 対前年比増加率の2位の「二見プラザ」(三重県伊勢市)、7位の「鳥羽水族館」(三重県鳥羽市)は、いずれも2013年の伊勢神宮式年遷宮のため、伊勢方面への集客数が増加した事が影響している。
●消費トレンド
  • 消費単価については、「消費全体」「飲食」「乗物・体験等」「買い物」といずれの項目も「変わらない」と回答した施設が多くを占めるものの、「上がった」が「下がった」を上回っており、消費の動向は回復基調にあることがわかる。
  • 2014年4月の消費税増税を前に、増税直前の3月の入込客数の変化を見ると、「駆け込みにより前年に比べ増加した」は7.6%に留まり、「特に変化はなし」が71.2%を示した。また、入場料、体験料、飲食店等の値上げについては、「一部値上げした」が64.2%と過半数を占める一方で、「変更なし(据え置き)」が23.9%見られた。
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