子育て支援策等に関する調査 二次分析(2)父親の育児に対する評価と個別育児行動との関係性分析
全文紹介

2016/03/30
経済・社会政策部 研究員 井下 晶雄

■本レポートの位置づけ

  • 本レポートは、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2014年6月に実施した「子育て支援策等に関する調査2014」の追加分析の位置づけとなる。当該調査は「未就学児の父母調査」と「中高生調査」の2つから構成されており、本レポートでは、そのうち「未就学児の父母調査」の結果を用いて、父親の育児における個別行動と父親の育児に対する母親の評価との関係性について、分析を行っている。「子育て支援策等に関する調査2014」の詳細については、以下のページを参照いただきたい。

http://www.murc.jp/publicity/press_release/press_141208

■レポート概要

  • 父親の育児参加に対する社会的関心が高まり、父親の育児時間が少しずつ改善傾向を示している中で、父親の育児に対する母親の期待や評価は伸展していない。本レポートでは、「父親がどのように育児参加をしたら、母親の高評価を得ることができるのか」を検討することを目的として、父親の育児における個別行動と父親の育児に対する母親の評価との関係性について分析を行った。また本分析に先立ち、父親の育児に対する母親の評価と生活満足度(ワーク・ライフ・バランス、父親との関係)との関係性についても分析を行った。
  • 分析結果から得られた示唆は以下のとおりである。
  • 父親の育児に対する母親の評価が高くなると、母親の生活満足度(ワーク・ライフ・バランス、父親との関係)も向上する関係性となっていた。
  • 育児への取組みが十分であると考えられている父親は、日常的な育児(子どもと遊ぶこと、子どもの日常的な世話をすること等)にきちんと取組んでいた。逆に、育児への取組みが不十分であると考えられている父親は、これらの日常的な育児に対して不満を抱かれていた。
  • 育児への取組みが十分であると考えられている父親は、育児に対して前向きに関わっており、非日常的な育児(子どもが病気の時の世話、イベント・行事への熱心な参加等)にも積極的に取組んでいた。
  • 育児への取組みが不十分であると考えられている父親は、育児に係る夫婦間のコミュニケーションに課題がある傾向が示されていた。
  • 育児への取組みが十分であると考えられている父親・不十分であると考えられている父親ともに、「生活態度」に関する改善余地が大きいことが結果として示されていた。
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