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コモディティ・レポート (2018年1~3月)

2018/04/26
調査部
芥田 知至

Ⅰ.コモディティ市況全般:上昇基調

ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数(終値ベース)は、2016年2月11日にボトムをつけた後、2017年中盤まで頭打ち傾向となっていたものの、2018年4月18日には2015年7月以来の高値をつけた。世界景気の持ち直し観測が継続する中、地政学リスク要因なども押し上げ材料となっている。先行き、コモディティ相場は上昇傾向を維持するものの、上値は重くなるだろう。

Ⅱ.エネルギー市況:ブレント原油は上昇して75ドル台

国際指標とされるブレント原油は、上昇傾向で推移し、2018年4月24日には75ドル台と2014年11月以来の高値をつけた。目先は、対イラン制裁再開の可能性が燻るなど原油高リスクがあるが、やや長い目で見れば、米シェールオイルの増産観測が上値抑制要因となり、原油相場の上値は重いであろう。

Ⅲ.ベースメタル市況:銅は、足元、やや下落して6,800ドル前後

銅相場は、2017年5月8日に5,462.50ドルまで下落した後、12月28日には7,312.50ドルと2014年1月以来の高値をつけた。その後、やや下落している。大気汚染対策などによる中国の景気減速や、米中の「貿易戦争」が一時的に懸念されたが、世界景気の拡大による需給引き締まりを背景に底堅い推移が見込まれる。

Ⅳ.貴金属市況:金は1,300ドル超の推移が続く

金相場は、2017年12月12日には1,235ドル前後に下落したが、年末には1,300ドルを回復し、2018年1月25日には1,366.07ドルまで上昇した。先行きは、米利上げが見込まれることが弱材料だが、中東などの地政学リスク、不安定な米政治情勢、「貿易戦争」懸念などが支援材料になり、横ばい圏の推移が見込まれる。

調査部
主任研究員
芥田 知至

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