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コモディティ・レポート (2018年4~6月)

2018/07/19
調査部
芥田 知至

Ⅰ.コモディティ市況全般:上値重い

ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数(終値ベース)は、2016年2月11日にボトムをつけた後、2017年中盤まで頭打ち傾向となっていたものの、2018年5月23日には2015年7月以来の高値をつけた。その後、米中貿易摩擦への懸念などからやや下落している。先行き、コモディティ相場の中長期的な上昇傾向は維持されるとみられるものの、上値は重くなるだろう。

Ⅱ.エネルギー市況:ブレント原油は5月に80ドル台まで上昇

国際指標とされるブレント原油は、上昇傾向で推移し、2018年5月17日に一時80.50ドルと2014年11月以来の高値をつけた。米国の対イラン制裁が強材料だが、米中貿易摩擦や米国の利上げが弱材料となる。当面、原油相場は高止まりが続こうが、さらに上値を追う状況にはなりにくいだろう。

Ⅲ.ベースメタル市況:銅は7,300ドル台まで上昇後、6,100ドル割れまで下落

銅相場は、2017年5月8日に5,462.50ドルまで下落した後、2018年6月7日には7,348.00ドルと2014年1月以来の高値をつけたが、その後は下落している。鉱山ストの有無や、貿易戦争の成り行きが不透明要因になり、銅相場の先行きは見通しづらいが、上値が重いながらも上昇傾向で推移するものと思われる。

Ⅳ.貴金属市況:金は下落傾向で推移して1,230ドル前後

金相場は、2018年1月25日には1,366.07ドルまで持ち直し、3月頃まで高止まっていたが、4月以降は下落傾向となり、足元は1,230ドル前後で推移している。先行き、米利上げなどが弱材料だが、各種リスク要因が再び強材料視される可能性もある。目先は金相場の調整局面が続きそうだが、下値は限定的だろう。

調査部
主任研究員
芥田 知至

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