経営戦略
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11月17日に公表予定の2014年7~9月期の実質GDP成長率は、4~6月期に急減した反動により前期比プラスに転じるものの、伸び率は前期比+0.4%(年率換算+1.6%)と小幅にとどまったと見込まれる。駆け込み需要の反動減の動きが落ち着いた後も、景気の持ち直しペースが鈍いことが示されることになりそうだ。
個人消費は、反動減は一巡しつつあるが、実質賃金の減少による落ち込みに加え、夏場の天候不順の影響によって伸び率は緩やかにとどまったようだ。設備投資も、前期に落ち込んだ反動でプラスになった見込みだが反発力は弱い。公共投資は昨年度の補正予算の執行が本格化してきたことなどから前期比でプラスに転じた模様である。一方、輸出、輸入とも小幅の増加となったが、輸入の伸びが輸出の伸びをやや上回ったため、外需寄与度はマイナスに転じたと見込まれる。
名目GDPは前期比+0.2%(年率換算+0.8%)、GDPデフレーターは前年同期比+1.9%と予想する。