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日銀短観(2012年3月調査)予測

2012/03/22

○4月2日に公表される2012年3月調査の日銀短観では、大企業製造業の業況判断DIは前回調査から4ポイント上昇の0と、景況感は改善に転じると見込まれる。世界経済が減速している影響で輸出の持ち直しが遅れていることはマイナス材料だが、為替相場が足元で円安に振れていること、欧州の財政金融危機がひとまず小康状態となり、世界経済の下振れリスクがやや後退したことなどが景況感の改善に寄与するだろう。先行きの業況判断DIも改善を見込む。米国では景気回復の動きが鮮明になっており、また、長期間続いてきた為替相場の円高傾向に修正の兆しが出てきている。世界経済の緩やかな回復を受けた輸出の持ち直しが見通せる環境になっていることが、景気の先行きに対する企業の見方を強める要因となるだろう。

○大企業非製造業の業況判断DIは前回調査から2ポイント上昇の6と、復興関連を中心に内需が底堅く推移していることを受けて、景況感は改善が続くと予想する。先行きについても、堅調な内需に輸出の持ち直しが加わって国内景気が底堅く推移することが見込まれるため、景況感の緩やかな回復が続くことになるだろう。

○大企業の今年度の設備投資の実績見込み額は、製造業では小幅ながらも下方修正が見込まれる。リーマン・ショック後の大幅な投資抑制を経て、製造業は更新投資などを中心に徐々に設備投資を増やす局面にあり、加えて復旧・復興のための投資も出てきている。ただ、世界経済の減速によって輸出の回復が遅れていることなどを受けて、一部の投資計画は先送りされている可能性がある。

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