経営戦略
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景気の持ち直しテンポが緩やかになっている。復旧に伴う供給力回復の動きが一巡したことや、海外経済の回復ペースの鈍化によって輸出が横ばいにとどまっていることから、生産活動の回復にも勢いがなくなっている。また、雇用環境も厳しい状況にある。もっとも、所得が下げ止まりつつあり、個人消費の持ち直しが続くなど底固い面もあり、景気回復の動きは続いていると考えられる。今後も、先送りされてきた需要の現出に加え、公共投資を中心とした震災後の復興需要が景気を押し上げると期待され、緩やかながらも景気の持ち直しの動きは続こう。生産活動も自動車を中心に回復基調が維持される見込みである。ただし、円高の進行、海外景気の回復ペースの鈍化など輸出環境が厳しさを増しつつあり、先行きについては不透明感が残る。