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グラフで見る景気予報(2015年6月)

2015/06/02

【今月の景気判断】

景気は持ち直しているが、そのペースは緩慢である。設備投資や住宅投資が増加に転じるなど明るい動きがある一方で、足元で個人消費に弱い動きがみられるほか、輸出の増加ペースが鈍化しており、公共投資も対策効果の息切れにより減少に転じている。雇用情勢の良好な状態が維持され賃金が持ち直していること、物価の伸び率が緩やかであることは、個人消費を下支えすると期待される。また、企業業績の順調な改善を背景に、設備投資は増加基調に転じであろう。このため、今後も景気の持ち直しは続こう。ただし、そのペースは引き続き緩やかにとどまると考えられ、夏場にかけては一時的に下振れる可能性がある。まず、在庫が積み上がっていることもあり、生産が当面横ばい圏での動きにとどまると考えられる。また、個人消費も持ち直しが一服する可能性がある。輸出も横ばい圏での動きが見込まれ、世界経済の回復が遅れれば下振れの懸念が出てくる。

【当面の注目材料】

  • 世界景気~米国の金融政策の動向、欧州の政治リスク、原油価格下落のプラス面とマイナス面
  • 個人消費~個人消費の持ち直しのペース、賃金の改善速度、物価上昇の影響
  • 企業活動~在庫調整の動き、輸出の回復の持続力、設備投資の回復ペース
  • 政策~安倍政権の経済政策・財政再建の行方、追加金融緩和の可能性

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