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グラフで見る景気予報(2015年7月)

2015/07/02

【今月の景気判断】

景気は持ち直しが一服している。企業業績の改善を背景に設備投資が緩やかに増加し、企業の景況感も徐々に改善している。また、雇用情勢は良好な状態が維持されており、賃金も持ち直している。さらに、エネルギー価格の下落によって企業、家計のコスト負担が減少している。しかし、足元では個人消費の持ち直しが一服し、輸出は弱含んでいる。こうした内外需要の弱い動きに加え、在庫調整圧力の強まりを受けて、生産も持ち直しが一服している。公共投資は景気対策効果が剥落し、すでに減少傾向に転じている。賃金の上昇が続くことが個人消費の下支え要因となることに加え、世界経済の回復に伴って輸出が緩やかに増加し、設備投資は増加基調を維持すると予想され、景気が失速するリスクは小さい。しかし、景気がいったん踊り場に入る可能性が高まっており、海外経済の回復テンポが鈍った場合などには、さらに下振れる懸念がある。

【当面の注目材料】

  • 世界景気~米国の金融政策の動向、ギリシャ情勢の行方、原油価格下落のプラス面とマイナス面
  • 個人消費~個人消費の持ち直しのペース、賃金の改善速度、物価上昇の影響
  • 企業活動~弱含んでいる輸出の行方、設備投資の回復ペース
  • 政策~安倍政権の経済政策・財政再建の行方、追加金融緩和の可能性

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