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グラフで見る景気予報 (2019年2月)

2019/02/04
調査部

【今月の景気判断】

景気は横ばい圏で推移している。企業部門では、生産、輸出とも、天候不順や自然災害の影響が剥落したためいったん持ち直したが、世界経済の回復力が弱まる中で、その後は横ばい圏で推移している。一方で業績は拡大基調にあり、設備投資の増加基調は続いている。これに対し家計部門では、雇用情勢の改善が進み、企業の人手不足感が強まる中、賃金の持ち直しが続いている。また、個人消費は、天候不順や自然災害の影響で一時的に減少していたが、均してみると緩やかに持ち直している。今後は、①人手不足への対応や、東京オリンピック・パラリンピックを控えたインフラ建設などの需要の盛り上がりによって設備投資が引き続き増加基調で推移すること、②雇用・所得情勢の改善が続く中で、個人消費が底堅く推移することから、景気の回復基調は維持されるであろう。ただし、米中貿易摩擦の激化によって米中両国の景気が悪化し、それが世界経済にも波及することで、景気の下振れ圧力が強まるリスクが一段と強まりつつある。さらに、中東情勢、朝鮮半島情勢の緊迫化といった地政学リスク、米欧での政治的な混乱、米国の金融引き締めに伴う金利上昇などの要因で国際金融市場が混乱し、世界経済が減速する懸念もある。

 

【当面の注目材料】

 

    • 世界景気~米中貿易摩擦の行方と、それが国際金融市場や世界経済に及ぼす影響
    • 企業活動~回復力の弱まっている海外景気の業績への影響、東京オリンピック・パラリンピックをにらんだ投資の動向
    • 個人消費~労働需給が一段とタイト化する中での賃金の先行きと、消費者マインドの動向
  • 世界情勢~米朝関係・中東情勢等の地政学リスク、米欧の政治的混乱の懸念

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