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グラフで見る景気予報(2019年10月)

2019/10/02
調査部

【今月の景気判断】

外需を取り巻く環境が厳しさを増す一方で、内需は底堅く推移しており、景気は横ばい圏で推移している。輸出は、世界的なICT需要の循環的な弱さに加え、世界経済の回復力が鈍っている中で、横ばい圏で推移している。一方、内需においては、雇用情勢の改善が進み、人手不足を背景に賃金が緩やかに持ち直す中で、個人消費は、夏場の長雨の影響で一時的に落ち込んだ後は、消費増税前の駆け込み需要により一時的に盛り上がっている。また、人件費などのコスト増加で企業業績の改善が鈍り、企業の景況感の悪化が続く中、設備投資はこのところ横ばい圏で推移しているが、生産性向上や人手不足を補うための投資ニーズは依然根強い。こうした内外需の動きを受け、生産は弱含んでいる。今後は、消費増税後の個人消費と世界経済の減速を受けた輸出の動向が、最大の注目点である。個人消費については増税後の反動減が予想されるが、雇用情勢の改善と所得増加の動きが維持されることに加え、軽減税率や各種給付策を導入した効果によって落ち込みは一時的であり、増税をきっかけとして景気が腰折れすることは回避されよう。また、人手不足への対応や東京オリンピック・パラリンピックを控えたインフラ建設などの需要によって、設備投資は底堅さを維持しよう。一方、外需面では厳しい状況が続く。米中貿易摩擦が激化、長期化するとの警戒感が米中両国の実体経済を弱めつつあるが、それが世界経済を悪化させ、輸出減少を通じて景気を下振れさせるリスクがある。さらに、中東・北朝鮮などの地政学リスク、米欧での政治的混乱を受けた国際金融市場の動揺などで世界経済が悪化するリスクもある。

【当面の注目材料】

  • ●世界景気~米中貿易摩擦、地政学リスク、米欧の政治的混乱が世界経済に及ぼす影響、米金融政策の動向
  • ●企業部門~海外経済減速・円高の業績への影響、設備投資の持続性、人手不足への対応
  • ●個人消費~消費増税後の需要の落ち込みの深さと回復の時期、賃金の先行き、消費者マインドの動向

(続きは全文紹介をご覧ください。)

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