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グラフで見る景気予報(2020年4月)

2020/04/02
調査部

【今月の景気判断】

景気は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で内外需要とも急速に落ち込んでおり、悪化している。輸出は、ウイルスの感染拡大が世界各地に広がる中で弱含んでおり、インバウンド需要は大幅に減少している。内需においては、個人消費は、雇用情勢が改善し、賃金が緩やかに持ち直す中で、増税対策効果もあって、年明け後は財への支出に持ち直しの動きがみられる。しかし、ウイルスの感染拡大を防止するために、消費行動を自粛する動きが強まっており、サービスへの支出が急減するなど減少している。また、企業業績を取り巻く環境が厳しさを増し、企業の景況感が悪化する中で、設備投資は弱含んでいる。こうした内外需の動きを受けて、生産は足元で減少している。今後も、海外経済の悪化を背景に輸出の減少が予想されるほか、当面は国境を越えて人の移動が制限される中でインバウンド需要の低迷も続く見込みである。内需においては、東京オリンピック・パラリンピックの延期によって高まると期待されたイベント効果が先送りされることに加え、感染拡大を防止するための自粛の動きが継続し、個人消費は急減する懸念がある。ただし、雇用情勢が改善し、賃金が緩やかに持ち直す中で、ウイルスの感染拡大が収束した後は、政府による大規模な経済対策効果もあって個人消費は急速に持ち直すと期待される。また、生産性向上や人手不足を補うための投資、インフラ建設などの投資によって設備投資が底堅さを維持すること、災害からの復旧・復興需要が見込まれることが景気を下支えしよう。目先の景気の最大の下振れリスクは、国内外で新型コロナウイルスの感染拡大の収束が遅れることである。

【当面の注目材料】

  • ●世界景気~新型コロナウイルスの感染拡大、米中貿易摩擦、地政学リスク、米欧の政治的混乱の世界経済への影響
  • ●個人消費~新型コロナウイルスの国内での感染拡大を防止するための自粛期間の長さ、消費者マインドの行方
  • ●企業部門~新型コロナウイルスの感染拡大による需要、供給の両面での影響、企業業績への影響、設備投資の動向

(続きは全文紹介をご覧ください。)

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