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グラフで見る景気予報 (4月)

2021/04/02
調査部

【今月の景気判断】

今年1月の緊急事態宣言の再発出、期限の延長を受けて、個人消費を中心に景気は一時的に停滞したものの、感染拡大の一巡、緊急事態宣言の解除によって、持ち直しに向けた動きが見られる。世界経済の持ち直しを受けて輸出は増加しているが、足元で増加は一服しており、インバウンド需要は消失したまま回復のめどはたっていない。内需においても、昨年末にかけての感染再拡大、年明けの緊急事態宣言の再発出によって個人消費は弱含んでいる。また、雇用・賃金も弱含んでいる。企業部門では、収益が持ち直し、設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、明るい材料がある一方で、生産の持ち直しは鈍化している。もっとも、感染拡大の一巡、緊急事態宣言の解除後は、消費者マインドや企業の景況感が改善するなど、景気の持ち直しに向けた動きが見られる。今後、外需においては、世界的な感染再拡大への懸念は残る中で緩やかな増加が見込まれるが、インバウンド需要の低迷は続く。内需においては、雇用・賃金が弱含む中で、感染拡大への警戒感が強く、個人消費は低迷が続く。ただし、政府による大規模な経済対策や災害からの復旧・復興需要が景気の下支え要因となるほか、感染拡大の一巡、緊急事態宣言の解除を受けて需要減少にも歯止めがかかると見込まれる。このため、ワクチンの普及もあって景気は再び持ち直しに転じると見込まれ、再失速する懸念は後退している。しかし、感染が拡大し、再度、需要を抑制せざるを得ない事態に陥れば、雇用・賃金の削減圧力が強まるなどリストラの動きが強まり、景気の持ち直しペースが極めて緩慢にとどまるリスクがある。

【今月の景気予報】

今月の景気予報2021年4月

【当面の注目材料】

  • ・新型コロナ関連~緊急事態宣言の再発出と解除の景気への影響、感染およびワクチンの普及状況の動向
  • ・個人消費~緊急事態宣の解除後の動向、感染再拡大への警戒感と消費者マインドの動き
  • ・企業部門~感染状況の需要・供給両面への影響、企業業績と資金繰りの状況、業績の二極化の動向

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