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正社員における世代間待遇格差の変遷と今後

2010/04/01

 年齢階級別の賃金水準格差について戦後からの変遷をみると、いくどかの好況期(人手不足時期)を経て、若年層と中高齢層の格差は縮小傾向にあることがわかる。
 このことは役職別の賃金格差の縮小にもつながり、待遇面での役職者(特に管理職)の地位は昔に比べてかなり低くなっている。こうした現象は、役職者やこれから役職者になる社員層のモチベーション低下要因や、いわゆる「名ばかり管理職」問題を難しくしている要因にもなっている。
 世界金融危機により足元の経済はまだまだ不透明感があり労働需給も緩んではいるが、少子化により若年労働力の供給量が減少し、一方で産業構造の変化によりマクロ生産性の伸びも低くなっているなか、将来的には人手不足の状況になることは十分に考えられる。
 本稿では、こうした正社員における世代間待遇格差の変遷と今後の予測についてデータを用いて明らかにしたうえで、中長期的に予想される課題について、経営としてどのようなスタンスで臨むべきか考察する。

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