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証券化を一歩前から考える

2016/08/09

全知全能ではないわれわれにとってすべてのリスクを検討することは不可能であり、社会生活を過ごしていく際に「割り切り」は必要不可欠である。そして証券化を含め金融商品は仕組みによって成り立っているが、これは割り切りができる組み合わせによって成り立っているといえよう。割り切りの先には(想定外の)リスクがあるが、これは実は関係当事者にとって想定したくないリスクと認識すべき場合が多い。割り切りをどこで行っているかについてまったく注意することなく仕組みや理論に依存することはリスクを増加させるおそれがある。これが金融においても問題を惹起する可能性があり、そして実現したのが先の金融危機の発端となったサブプライム・ローンの証券化問題といえると考える。

このような視点に立って証券化の前提である統計的手法、またリスクの売り捌き、信用格付、オフバランスシート、規制に関して一歩前から検討を試みた。

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