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2018年東海3県主要集客施設・夏休み集客実態調査

~猛暑・豪雨・台風で約8割の施設が集客数減~

2018/09/28
田中 三文

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:村林 聡)は、「2018年東海3県主要集客施設・夏休み集客実態調査」(東海地方の主要集客施設80施設へのアンケート調査(2018年9月))を実施し、集客数について回答を得た76施設の夏休み(7月21日~8月31日の42日間)の集客実態を分析しました。

【結果概要】

  • 猛暑・豪雨・台風の影響で約8割の施設が集客数減少~屋外型施設に打撃~

猛暑日が続いた今年の夏休みは、全74施設(対前年比が分かる施設)のうち、約8割(77.0%)の57施設が前年を下回る結果となった。猛暑による屋外イベントの中止や、連日の猛暑報道・注意喚起による出控えが影響し、特に屋外型施設での減少が目立った。一方、集客数を伸ばした17施設のうち、10施設は、暑さや雨を凌ぎながら楽しむことができる屋内型施設であった。また、7月下旬の台風12号、8月下旬の台風20号も集客数減少に大きく影響し、約9割 (86.5% ※無回答・影響不明を除く(以下同))の64施設が「豪雨・台風は悪影響を及ぼした」と回答した。

  • 集客数トップのナガシマリゾートはプール利用者数が好調

集客数トップは、「ナガシマリゾート」(三重県桑名市)の272万人で12年連続トップ。猛暑により遊園地利用者数は減少したものの、新施設が話題となったプール利用者数が好調であり、集客数が増加した。次いで「刈谷ハイウェイオアシス」(愛知県刈谷市)が約109万人、「国営木曽三川公園・河川環境楽園 自然発見館」(岐阜県各務原市)が約88万人、「中部国際空港セントレア」(愛知県常滑市)が約83万人と続き、前年と順位の変動はなかった。

  • 外国人旅行者の個人旅行化、集客におけるSNSの影響力の増大

外国人旅行者の来訪について、約3割(30.2%)の13施設が「団体客が増加した」、約5割(52.3%)の23施設が「個人旅行者が増加した」と回答し、団体客の伸びには落ち着きがみられる一方で、個人旅行者は増加傾向にある。また、近年はSNSでの情報発信に取り組む施設も増加しており、約4割(41.5%)の22施設が「施設からのSNSでの情報発信は好影響」と回答した。さらに、「SNSでの口コミを見た来場者数が増加した」と回答した施設は約半数近く(46.2%)の12施設を占め、集客におけるSNSの影響が強まっている。

  • 「ナゴヤドーム」(名古屋市)は、毎年恒例のイベントである「ブルーサマーシリーズ」や「ワンコインデー」の開催の他、今年度中日ドラゴンズに入団した松坂大輔投手の登板等により集客数が増加し、前年の5位から4位に位置付けた。
  • リニューアルオープン後はじめての夏休みとなった「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」(岐阜県各務原市)は、物づくり教室やナイトミュージアムでのイベント開催を実施し、集客を図り、リニューアル前の2016年夏休みの集客数と比較して28.5%増加した。また、2018年1月にリニューアルオープンした「竹島水族館」(愛知県蒲郡市)も集客数が増加(対前年比増9.9%)した。
  • 対前年比増3位(49.4%)の「セラミックパークMINO」(岐阜県多治見市)、対前年比増4位(27.5%)の「名古屋市科学館」(名古屋市)では、企画展の来訪者数が大きく伸びたことが集客数増加の要因となった。
研究開発部
上席主任研究員
田中 三文

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