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2018年度東海3県主要集客施設・集客実態調査

~夏の猛暑・台風が影響し約5割の施設で集客数減少、施設の拡充やSNSによる情報発信は集客を下支え~

2019/05/10
内田 克哉

結果概要

■各施設の集客数の状況
・「ナガシマリゾート」(三重県桑名市)が、1,550万人と13年連続でトップ。猛暑の影響で遊園地利用客数が減少したものの、高速バス路線(東京・横浜発、神戸・大阪発)の開設、屋内アイススケート施設の20年ぶりの再開等により対前年度比1.3%増となった。
・2位は約848万人の「刈谷ハイウェイオアシス」(愛知県刈谷市)で、猛暑、台風が影響し、集客数は対前年度比4.0%減となった。
・3位は約748万人の「中部国際空港セントレア」(愛知県常滑市)で、新たな複合商業施設フライト・オブ・ドリームズの開業(2018年10月)が集客増に寄与し、対前年度比21.6%増となった。
・4位は約463万人の「国営木曽三川公園・河川環境楽園 自然発見館」(岐阜県各務原市)で、猛暑によるイベントの中止や台風・豪雨により夏休み期間中の集客数は対前年度比減となったが、年間では対前年度比2.2%増となった。客層としては、SNSでの口コミを見て訪れる人が増加傾向にある。
・5位は約461万人の「ナゴヤドーム」(愛知県名古屋市)で、コンサート開催日数の増加、中日ドラゴンズの松坂大輔投手の活躍等が集客数増加の要因となった。

■対前年度比の傾向
~約半数の施設で減少、特に屋外施設では夏の猛暑・台風・豪雨が通年の集客数に悪影響~
・対前年度比では、74施設*中、34施設(45.9%)で増加、2施設(2.7%)が維持、38施設(51.4%)が減少となった。特に「岐阜ファミリーパーク」(岐阜県岐阜市)、「久屋大通庭園フラリエ」(愛知県名古屋市)等、屋外施設では、猛暑による外出自粛や猛暑・台風による臨時閉園・屋外イベント中止が集客減に影響した。(* 前年度の数値と比較可能な施設。)
・増加率1位は、前年度に休館期間を設け、2018年3月にリニューアルオープンした「岐阜かかみがはら航空博物館」(岐阜県各務原市)であり、リニューアル休館期間のなかった2015年度の集客数と比較して約3倍増となった。
・増加率2位の「名古屋市美術館**」(愛知県名古屋市)は、開館30周年を記念した大型展覧会が好評を博し、集客数が増加した。(** 前年度は改修工事のため休館期間あり)
・「中部国際空港セントレア」(愛知県常滑市)のフライト・オブ・ドリームズの他、「名古屋城」(愛知県名古屋市)では本丸御殿、金シャチ横丁、「新城総合公園」(愛知県新城市)はフォレストアドベンチャー・新城、「安城産業文化公園デンパーク」(愛知県安城市)は、あそボーネ、リーチ・フォー・ザ・スカイといった新たな施設が集客増をもたらした。
・増加率4位の「竹島水族館」(愛知県蒲郡市)は、SNSでの情報発信が奏功した他、テレビ等のメディア露出も集客増に繋がった。

■消費単価・来訪者の動向について
~約7割の施設でSNSの口コミを見た来場者が増加、集客におけるSNSの効果大~
・「消費単価全体」について、「変わらない」が約6割を占める。項目別についても、「飲食」、「乗物・体験等」、「買い物」いずれも「変わらない」が最も多くを占め、他の項目と比較して「飲食」では減少、「買い物」で増加の割合が高い。
・集客におけるSNSの活用について、約半数の30施設が「施設からのSNSでの情報発信により集客数が増加」と回答している。また、約7割の26施設が「SNSでの口コミを見た来場者が増加」と回答しており、集客におけるSNSを活用した情報発信の効果が大きいといえる。
・外国人旅行者について、約4割の21施設が「団体客が増加」、約半数の24施設が「個人旅行者が増加」と回答しており、依然増加傾向にある。最も多い来訪国・地域は、「中国」と回答した施設が約6割で最も多く、次いで台湾、香港、韓国が約1割を占める。

(続きは全文紹介をご覧ください。)

研究開発部
主任研究員
内田 克哉

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