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レジリエンス・フレームワーク

概要

レジリエンス・フレームワークとは

外部環境の変化および不確実性が高まる中で、レジリエンス(Resilience)という考え方が注目されています。レジリエンスは、重度の逆境や困難に直面した時に発揮される「弾力性」や「回復力」を意味し、人の健康に例えるならば病気や怪我の予防・回復を助ける基礎体力・免疫力に位置付けられます。レジリエンスは、ビジネスにおいて組織の基礎体力・免疫力として位置付けられ、リスクの発生可能性や顕在化によりもたらされる損失を低減し、早期回復のための対応力を身に付けることができます。
組織の基礎体力・免疫力であるレジリエンスを強化するためには、従来から整備されていたBCP(Business Continuity Plan)、ERM(Enterprise Risk Management)および危機管理といった個別の仕組みを有機的に統合するとともに、「ガバナンス」、「ファイナンス」、「オペレーション」、「組織・人事」、「組織風土・カルチャー」等の観点から包括的な取組を行うことが必要となります。

【図表1】当社が考えるレジリエンス・フレームワーク
当社が考えるレジリエンス・フレームワーク

レジリエンス強化に向けて取り組むべき領域

レジリエンス・フレームワークは、「ガバナンス」、「ファイナンス」、「オペレーション」、「組織・人事」、「組織風土・カルチャー」の観点から、企業の基礎体力や免疫力強化を目的としたフレームワークとなります。

取組の概要 具体的テーマ(例)
ガバナンス レジリエンスを強化するために、組織全体の意思決定や、プロセス、管掌・権限規程およびこれらに対応する機関設計について、柔軟に対応できるようガバナンス態勢の見直しを実施します。

また、グループ企業では、本社だけではなく、国内外の子会社管理態勢やモニタリング態勢についても見直し、グローバルレベルでレジリエンスが発揮できるガバナンス態勢を構築します。

・ガバナンス態勢の見直し

・組織の意思決定プロセス、管掌・権限規程の見直し

・グループ/グローバル管理態勢の最適化 等

ファイナンス ファイナンスは、事業継続における観点から最も端的に対応力強化が求められるもののひとつです。

どのようなリスクに晒されているのかを再整理・評価した上で、平時におけるリスクベースでのB/Sの見直しによる健全化、有事における緊急資金計画(コンティンジェンシープラン)の見直しを実施します。

・リスクベースでのB/Sの見直し・健全化(財務体質の最適化)

・緊急資金計画(コンティンジェンシープラン)の策定 等

オペレーション 既存のERMやBCP等の仕組みを活用することでリスクベースにより重要業務プロセスを選定し、有事での継続性確保を目的とした柔軟性や冗長性を取り入れた業務プロセスの見直しを実施します。

また、既存のリスクマネジメント、インシデント・危機管理およびBCPについて、レジリエンスという概念の下で強化し、それぞれの仕組みについて有機的に統合された枠組みを構築します。

・既存のBCP、ERMおよび危機管理等の個別の仕組みについて、レジリエンスの観点から見直し・強化

・レジリエンスBPR(重要業務の冗長化や、テクノロジーを用いた業務の柔軟化・効率化等)

・テレワーク対応のためのITシステムセキュリティー向上 等

組織・人事 レジリエンス強化の観点から、外部リソースの活用や社員の副業・兼業、社外組織を横断した柔軟な人事異動等、雇用形態の多様化を促進し、柔軟な組織体制を設計します。

また、こうした組織構成や雇用形態・働き方の変化に対応して、業績評価/人事評価、報酬および福利厚生等、さまざまな側面での人事制度の見直しを実施します。

・組織全体の柔軟性向上に向けたダイバーシティ・働き方の多様化の促進

・ダイナミック・リソースアロケーションの導入

・人事制度改革(在宅勤務を見据えた成果物重視の評価体系)

・ワークスタイル、ワークロケーションの柔軟化 等

企業風土・
カルチャー
組織のレジリエンス強化は、構成員個人の認識・判断・行動といったカルチャーに依存するところが大きく、自律的に柔軟性な対応をするためには、レジリエンス・カルチャーの醸成が必要となります。現状の組織カルチャーの可視化を行い、レジリエンス強化に資するカルチャー醸成施策の検討を実施します。 ・レジリエンス・カルチャーの現状の可視化とあるべきカルチャーの醸成

・レジリエンス・カルチャーを醸成するための各種階層への教育・研修 等

レジリエンス・フレームワーク構築を実現する当社の強み

幅広い知見を持った専門家集団によるレジリエンス・フレームワークのご支援

レジリエンス・フレームワークの構築を行うためには、GRC領域を中心として、様々な専門家の支援が必要となります。GRC領域は、ガバナンス態勢の整理、ERMおよびBCPといった個別の仕組みの見直しと有機的な統合、組織の土台となる情報システムや組織風土・カルチャーの改善等が必要となります。また、GRC領域以外でも、M&Aやサプライチェーンマネジメントと言った経営戦略、組織の人事制度の見直しと定着化(チェンジマネジメント)等の対応が必要となります。
当社では、これらの幅広い専門領域に対応できる専門家が在籍しており、あらゆる領域に跨ってレジリエンス・フレームワークの構築支援を実施することが可能です。

サービスメニュー

ガバナンス
● レジリエンスを実現するガバナンス態勢の構築
レジリエントなガバナンス態勢を構築するために、機関設計や全体最適化を目的とした組織設計等の見直しを支援
オペレーション
● インシデント・危機管理態勢の強化
不測の事態への対応力をさらに高めるべく、従来のイベントアプローチから守るべき価値・利益に重点を置いたインパクト・アプローチへと見直しをすることで、インシデント・危機管理態勢の強化を支援
● レジリエンスBPR
ERM (Enterprise Risk Management)やBCP/BCM (Business Continuity Plan/ Business Continuity Management)に係る態勢構築・運用のノウハウも駆使しつつ、外部環境の大幅な変化や危機発生にも耐えうる業務プロセス構築を支援
● GRCツール導入
レジリエンスの基礎となる全体的・俯瞰的視点の確立に向けた組織内の情報の一元化、業務プロセスの標準化や効率化を図るべく、GRCツールの導入を支援
企業風土・カルチャー
● レジリエンス・カルチャーの可視化・醸成
レジリエンスの観点から、カルチャーの現状を可視化するとともに、望ましいカルチャーの醸成に向けた対応を支援

サービスの詳細については、リンク先のサービス紹介資料をご参照ください。

組織の免疫力向上/危機対応力強化へ向けたレジリエンス・フレームワークの構築

主なレポート

組織の免疫力向上/危機対応力強化へ向けたレジリエンス・フレームワークの構築(コンサルティングレポート)

担当部署・お問合わせ先
社会システム共創部 グローバルガバナンスチーム
〒105-8501 東京都港区虎ノ門5-11-2
オランダヒルズ森タワー
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