CAPM

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Capital Asset Pricing Model(キャピタル・アセット・プライシング・モデル)の略で、資本資産評価モデルを指す。読み方は、キャップエム。
ここで指すCAPMはCAPM®とは異なる(CAPM®は、Certified Associate in Project Management<サーティファイド・アソシエイト・プロジェクト・マネジメント>)の略で、米国に本部があるNPO法人プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)が実施、及び認定している国際資格「プロジェクトマネジメント・認定アソシエイト」の事)。

CAPMは、株主資本コストの算定方法のひとつ。算式は、株主資本コスト=リスク・フリー・レート(RFR)+ベータ(β)×マーケット・リスクプレミアム。

リスク・フリー・レート(RFR:Risk Free Rate):銀行が資金を調達する際の銀行の信用リスク等をほとんど反映しない金利の事。日本円のリスク・フリー・レートとしては、無担保コールオーバーナイト(O/N)物レート(TONA)が特定されている。国債の利回りをリスクフリーレートと考える場合が多い。
ベータ値(β):個別証券と市場の連動性を示すリスク指標の事。株式市場全体の値動きに対する個別銘柄の株価の動きの相関関係を示す指標を指す。
マーケット・リスクプレミアム(Market Risk Premium):株式市場全体の利回りと、リスク・フリー・レート(国債の金利)との差の事。