景気ウォッチャー調査(東海地区:2022年3月)~まん延防止等重点措置の解除により現状判断、先行き判断ともに改善~

2022/04/08 塚田 裕昭
景気ウォッチャー調査(東海)
国内マクロ経済

〇4月8日に内閣府が公表した「景気ウォッチャー調査」によると、東海地区の3月1

現状判断DI(季節調整値)は、前月差+8.3ポイントの48.7と2ヶ月連続で上昇した。
先行き判断DI(季節調整値)は、前月差+5.7ポイントの50.0と6ヶ月ぶりに上昇した。

 

現状判断DI、先行き判断DI(東海/全国)

 

○当社では、東海地区の景気ウォッチャーの見方を

新型コロナウイルス感染拡大が落ち着き、まん延防止等重点措置が解除されたことで、景況感は持ち直している。先行きについては、持ち直しへの期待がある一方、物価上昇の悪影響への懸念が高まっている。

とまとめた。

(前月のまとめ)
「新型コロナウイルスの感染が収束せず、まん延防止重点措置が延長される中で景況感は厳しい状態が続いている。先行きについては、コロナ感染状況に加え、ウクライナ情勢や物価上昇の悪影響が懸念されている。」

 

○内閣府では、全国調査での景気ウォッチャーの見方を

景気は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、ワクチン接種の進展等もあり、感染症の動向への懸念が和らぐ中、持ち直しへの期待がある一方、ウクライナ情勢による影響も含め、コスト上昇等に対する懸念がみられる。

とまとめている。

(前月のまとめ)
「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、持ち直しに弱さがみられる。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、ワクチン接種の進展等による持ち直しへの期待がある一方、ウクライナ情勢による影響も含め、コスト上昇等に対する懸念がみられる。」


1調査期間は毎月25 日~月末

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