○2月の鉱工業生産指数の結果
2月の鉱工業生産指数は、前月比+2.0%と2か月ぶりに上昇し、持ち直している(図表1)。出荷指数は前月比-0.1%と低下し、在庫指数は同+0.9%と上昇した。
2月の生産指数の動向を業種別にみると、電子部品・デバイス工業は前月比-1.6%と5か月ぶりに低下し、電気機械工業は同-0.3%と低下が続いた(図表2)。他方、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、化学工業(除く医薬品)などは上昇した。輸送機械工業では乗用車、自動車部品、はん用・生産用・業務用機械工業では産業用ロボット、運搬機械、化学工業(除く医薬品)では化粧品などが鉱工業生産指数全体の上昇に寄与した。
財別では、非耐久消費財は化粧品や合成洗剤を中心に前年比+3.8%と3か月連続で上昇し、耐久消費財は普通乗用車や軽乗用車を中心に前月比+4.9%と2か月ぶりに上昇した。また、資本財(除く輸送機械)、生産財、建設財もそれぞれ上昇した。
在庫指数は、2016年12月以降、上昇傾向にあるが、2月の動向を業種別にみると、輸送機械工業、鉄鋼業、非鉄金属工業、金属製品工業などで上昇した。 ....(続きは全文紹介をご覧ください)
図表1 生産・出荷・在庫の推移 図表2 業種別の生産動向
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