政策評価のための因果関係の見つけ方

エステル・デュフロ(マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学科教授) /著
レイチェル・グレナスター(英国国際開発省(DFID)チーフエコノミスト) /著
マイケル・クレーマー(ハーバード大学経済学部教授) /著
小林 庸平(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)経済政策部主任研究員)/監訳・解説
石川 貴之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)環境・エネルギー部研究員)/訳
井上 領介(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)環境・エネルギー部研究員)/訳
名取 淳(PwCコンサルティング合同会社 People & Organization シニアアソシエイト)/訳
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  • 経済学におけるランダム化比較試験のパイオニアであるエステル・デュフロ教授らによる、理論的解説と実践的ノウハウが凝縮。
    監訳者である当社小林庸平主任研究員による解説は、難解な部分を直感的でわかりやすい解説で補いながら、近年注目されている「エビデンスに基づく政策形成(EBPM)」にランダム化比較試験をどう活かしていくかを展望。EBPMに関心のある人、経済学の実証研究に関心のある人、必見の1冊です。

書籍名
政策評価のための因果関係の見つけ方
著者
エステル・デュフロ(マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学科教授) /著
レイチェル・グレナスター(英国国際開発省(DFID)チーフエコノミスト) /著
マイケル・クレーマー(ハーバード大学経済学部教授) /著
小林 庸平(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)経済政策部主任研究員)/監訳・解説
石川 貴之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)環境・エネルギー部研究員)/訳
井上 領介(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)環境・エネルギー部研究員)/訳
名取 淳(PwCコンサルティング合同会社 People & Organization シニアアソシエイト)/訳
発行
日本評論社
発行年月
2019/07/25
価格
定価2,530円(本体2,300円+税10%)
お求め方法
一般書店で販売(オンラインストアを含む)

目次

第1章 はじめに

第2章 なぜランダム化が必要なのか?

2.1 因果推論の問題
2.2 ランダム化による選択バイアス問題の解決
2.3 選択バイアスを補正するその他の方法
2.4 実験的手法と非実験的手法の比較
2.5 出版バイアス

第3章 調査設計におけるランダム化比較試験の導入

3.1 パートナー
3.2 パイロットプロジェクト:プログラム評価からフィールド実験へ
3.3 特殊なRCTの例

第4章 サンプルサイズ、実験設計、検出力

4.1 基本原理
4.2 グループ化されたエラー
4.3 不完全コンプライアンス
4.4 制御変数
4.5 層化
4.6 実践的な検出力の計算

第5章 実際の調査設計と実施にあたっての留意事項

5.1 ランダム化の単位
5.2 横断的手法について
5.3 データ収集

第6章 「完全なランダム化」が行われない場合の分析

6.1 割当率が層別に異なる場合
6.2 不完全コンプライアンス
6.3 外部性
6.4 脱落

第7章 推論に関する問題

7.1 グループ化されたデータ
7.2 複数アウトカム
7.3 サブグループ化
7.4 共変量

第8章 外的妥当性とランダム化比較試験から得られた結果の一般化

8.1 部分均衡効果と一般均衡効果
8.2 ホーソン効果とジョンヘンリー効果
8.3 特定のプログラムやサンプルを越えての一般化
8.4 RCTの結果の一般化可能性に関するエビデンス
8.5 フィールド実験と理論モデル

解説 エビデンスに基づく政策形成の考え方と本書のエッセンス