企業価値向上のための経営指標~ポストコロナにおけるROEとROIC~

2020/08/07 藤澤 徳久
経営戦略
経営管理
変化を捉える【経営・業務】

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、多くの会社が厳しい経営環境に直面している。2012年以降、アベノミクス(金融政策による低金利、及び、経済政策による成長戦略)の中、攻めのコーポレートガバナンス改革の一環としてROE(自己資本利益率)経営を標榜してビジネスを推進してきた会社も多い。新型コロナウイルス感染症の拡大期間は、現預金の確保が求められるが、ROE経営に偏重した会社ほど、自己資本の不足及び財務レバレッジ効果を狙った負債の重たさゆえに、ROEや事業ポートフォリオについて考えを深める時間になったことであろう。
近年、非財務の視点としてSDGsやESG投資への対応が注目を集めてきた。ポストコロナにおいて新常態へ向かう今だからこそ、経営者並びに経営に従事するメンバーはコーポレートガバナンス改革の背景とROEについて再考いただくとともに、企業価値を高めるための経営指標に向き合っていただきたい。
なお、以下、「企業価値=有利子負債+株式価値」と定義する。

(続きは全文紹介をご覧ください)

執筆者

  • 藤澤 徳久

    コンサルティング事業本部

    経営コンサルティングビジネスユニット コーポレートアドバイザリー部

    マネージャー

    藤澤 徳久
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