OMO

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Online Merges with Offline(オンライン マージズ ウィズ オフライン)の頭文字を取った略語。オーエムオーと読む。オンラインとオフラインの融合した社会を指す考え方である。

OMO は、台湾出身の元GoogleチャイナのCEOで、コンピューター科学者でベンチャーキャピタリストである李開復(り かいふ)が提唱し始めた言葉で、2017年12月のザ・エコノミスト誌にて「ピュアなECからO2O(Online to Offline:オンラインからリアルな店舗でも購入を促す施策)に変わった世界を、さらに進化させた次のステップである」と述べている。
OMOの一番の特徴は、リアルな店舗等のオンラインと、インターネット等のオフラインを分けないことである。商品やサービス、情報といった「モノ」以上に、顧客目線でより顧客のために体験という「コト」を提供する考え方であり、「オフライン」と「オンライン」は全く別のチャネルとして考え、さらにオフラインとオンラインそれぞれにあるいくつもの販路すべてをつなげる手法とされているオムニチャネルとは定義も進め方も異なる。

すべての元となるデータ・情報の収集に、なくてはならないのがスマートフォンであり、増えた顧客接点から収集した膨大なデータを元に、詳細な売上集計が可能となるため、オンラインとオフラインの垣根を取り払った分析が可能である。