OSS

facebook x In

Open Source Software(オープンソースソフトウェア)の頭文字を取った略称で、ソフトウェアの著作権を持つ者が、ソフトウェアとそのソースコードを、商用・非商用等の目的を問わず、ライセンスの範囲内で、どの利用者に対しても使用・研究・変更・配布を許諾しているもの。

最初期に開発されたソフトウェアはソースコードを含めて公有財産として共有されていたが、徐々に商業化が進行したことに伴い、ソースコードの非開示化が進んだ。これに対し、ソースコードの開示を行うことによって、商用・非商用問わずソフトウェア開発を強力に推進できるエコシステムの構築を目指したのが、OSSといえる。
昨今、旧来型の日本企業においても、ライセンス形態等の配慮をしたうえでのOSS活用は不可避とされている。主要なライセンスには、MITライセンス、GPL、Apacheライセンス 2.0がある。

オペレーティングシステムであるLinux、WebサーバーソフトウェアであるApache、データベース管理システムであるMySQL、プログラミング言語であるPHP等が代表例として挙げられる。特に近年はAI技術の発展に伴い、Googleが開発した機械学習のためのライブラリであるTensorFlowを筆頭に、さまざまなOSSが公開されている。