企業理念
企業として、会社が一番大切にしている考えを指す。
企業理念は原則、創業時に決定した後には変わらないものであり、基本的に経営途中に変えることはない。
企業理念は、企業の存在意義やあり方を言語化することにより、社内で共有するだけではなく、対外的にもどのような会社を目指しており、またどのような事に重きを置いているかを伝える手段としても有効である。なお、企業理念は経営理念やビジョンとまとめて語られる場合が多く、株主・投資家は、企業理念や経営理念等の理念を投資判断の重要指標に置く事がある。ちなみにMURCの企業理念は、「“Humanismに立脚し、RomanticismとRealismの両立を目指す。”私たちは、明るい未来を拓くため、人と社会に対する信頼を基盤として、理想と実現性を踏まえた先駆的な知的価値を創造します。」である。
なお、グループ会社がある場合でも、企業理念はそれぞれの会社によって業務内容が異なるため、同じでないことがほとんどではあるが、グループ会社として決められた規範は同じである場合が多い。企業理念は、会社を立ち上げる際に必須ではないが、『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』によると、「経営理念の明確な企業とそうでない企業に対してある調査をしたところ、経営理念の明確な企業はそうでない企業の約6.7倍の収益の差があった」と記されており、理念作成の重要性を語っている。