ライフスタイル・マーケティング

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価値観や生活様式など、個人の生き方(ライフスタイル)にあわせて消費者をセグメンテーションするマーケティング手法。

これまで、消費者は性別、年齢、所得等のデモグラフィック属性によってセグメンテーションされてきた。
しかし、デジタライゼーションや新型コロナウイルス感染症の流行等、急激な変化を迎えている現代社会では、個人の価値観は多様化しており、もはやデモグラフィック属性だけで生活者像を正しく捉えることは難しくなっている。
そのため、これからのマーケティングにおいて必要とされるのは、消費者の生活構造や生活意識、生活行動を収集・分析し、生活や消費に対する価値観、消費行動といったライフスタイルを切り口にして消費者をセグメンテーションすることである。

消費者は企業に対して、自分自身が置かれている現状や抱えている課題への理解を強く期待している。
そのため企業には、消費者のライフスタイルを研究し、セグメント別の生活者像を描いたうえで、自社が提供すべき顧客体験を模索し、適切なコミュニケーションを取り続ける姿勢が求められている。

(中村 祐也)