経営戦略
三菱UFJフィナンシャル・グループ一体となっての顧客支援も含めて、他社にはない独自の総合ソリューションをご提供致します。
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三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:村林 聡、以下、MURC)は、RLDatix(本社:ロンドン、CEO:Jeff Surges)との間において覚書を締結し、低・中所得国における患者・医療従事者の安全のためのテクノロジー活用等に関する情報共有、プロジェクト形成における協力を開始しました。
MURCに設置したCenter on Global Health Architectureでは、グローバルヘルス(国際保健)の課題解決に取り組んでおり、特に感染症、非感染性疾患と高齢化、保健医療システムの領域で、デジタルヘルスやデータヘルスの持つ可能性に注目し、様々な活動を行っています。例えば、英国チャタムハウスなどグローバルヘルス分野における主要組織とのパートナーシップ構築・協働、低・中所得国における保健医療課題のデジタル技術による克服に向けた政策立案・実行支援、アフリカにおけるドローン活用型の医療物資配送・公衆衛生インフラ構築等を進めています。また昨年10月には、グローバルヘルス領域の民間企業の活動を促進するイニシアティブとしてWELCO Lab1を発足いたしました。
一方、RLDatixは、30年に渡り患者安全のための技術開発・普及に努め、デジタル技術の活用で広く19カ国の医療機関の患者及び医療従事者の安全向上に貢献しています。具体的には、医療従事者のリスク管理、患者満足度向上、感染症サーベイランスのためのソフトウェア開発や、企業のリスク緩和のためのコンサルティングなどを行っています。また最近では、新型コロナウイルス感染症のワクチンに関して、米国の有害事象報告システムVAERS(認可されたワクチンの安全性の問題を検出するために設立された早期警告システム)への報告テンプレートをRLDatixのシステムに搭載し、報告の簡素化を可能にするなどの取り組みを行っています。
また、世界的な状況として、WHO(世界保健機関)の患者安全に関するファクトシート2によると、適切ではない(unsafe)ケアに起因する有害事象は、世界の死亡および身体障害の10の主要な原因の1つとして考えられており、特に低・中所得国の医療機関では、適切ではないケアにより毎年1億3,400万件の有害事象が発生し、その結果、年間260万人が死亡しています。さらに、患者の危害を軽減するための投資は、大幅な財政的節約につながると言われており、患者の安全を重視した医療サービスを行うことが、近年の優先的課題となっています。
そのようななか、MURCとRLDatixは、双方の知見とネットワークを活用しながら上記の課題解決にも貢献すべく覚書を締結し、以下の3つの領域において、協力を促進することといたしました。
新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るうなか、これらの協力促進により、安全で質の高い医療サービスの提供がなされ、ひいてはユニバーサル・ヘルス・カバレッジにも大きな役割を果たすことを目指しています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
ソーシャルインパクト・パートナーシップ事業部/ Center on Global Health Architecture 小柴・山形
〒105-8501 東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー
E-mail:ath-ch@murc.jp
コーポレート・コミュニケーション室|廣瀬・梨子本
E-mail:info@murc.jp
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