駐日フィンランド大使館、札幌市との覚書締結について~フィンランド共和国と札幌市・北海道におけるスタートアップ・コミュニティの連携・協力に向けて~

2022/06/20

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三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田 雅一、以下MURC)は、駐日フィンランド大使館商務部(ビジネスフィンランド、商務部代表:キンモ・オユヴァ)、札幌市経済観光局(経済観光局長:田中俊成、以下、札幌市)と、フィンランドならびに札幌市・北海道におけるスタートアップ育成やイノベーション創出に向けた連携・協力を進めるべく、覚書を締結しましたのでお知らせいたします。

1.趣旨・背景

フィンランドは、2000年代初頭より世界のスタートアップ・シーンをリードしており、スタートアップ企業、大企業、大学・研究機関等多様なプレーヤーが協働するオープンイノベーションへの移行を図ってきました。現在、エスポー市やオウル市など世界有数のスタートアップ・エコシステムを擁するほか、世界的なスタートアップイベントであるSlushもフィンランドで開催されています。

一方、札幌市は、地域イノベーション創出にはスタートアップ・エコシステムの形成が重要であることを踏まえ1990年代より、産官学が連携し、育成に取り組んできました。現在、札幌市には複数のスタートアップ・エコシステムがあり、地域発スタートアップが世界で活躍できるよう支援しています。

MURCは、これまで国内の地域オープンイノベーションを推進してきた実績を持ち、フィンランドおよび札幌市との間にスタートアップ支援における協力関係を築いてきました。この相互協力を体系的に進めるため、スタートアップ・コミュニティをサポートする三者(フィンランド・札幌市・MURC)が連携することで、これまでにない革新的な価値創出に向けた共創を実現するべく協力関係を構築していきます。

本覚書に基づき、三者は、それぞれが保有する知見やネットワークを活用し、フィンランドならびに札幌市・北海道のスタートアップ企業の成長に資するイベント、ビジネスマッチング、セミナー等の実施、人材・企業の交流・進出の促進等様々な分野での取り組みを推進してまいります。

(写真)左から、駐日フィンランド大使館 ペッカ・オルパナ大使、MURC社会イノベーション・エバンジェリスト 中島健祐、
駐日フィンランド大使館商務部 キンモ・オユヴァ代表、札幌市経済観光局 田中俊成局長、札幌市 石川敏也副市長
(写真)左から、駐日フィンランド大使館 ペッカ・オルパナ大使、MURC社会イノベーション・エバンジェリスト 中島健祐、
駐日フィンランド大使館商務部 キンモ・オユヴァ代表、札幌市経済観光局 田中俊成局長、札幌市 石川敏也副市長

2.各組織の概要

フィンランド大使館商務部(ビジネスフィンランド)

フィンランド大使館商務部は、フィンランド雇用経済省傘下の政府機関です。フィンランド企業を国際的に成長させ、世界に通用するビジネス・エコシステムを生み出すことを目指し、企業へのイノベーション支援や、海外企業による対フィンランド投資の誘致、貿易・旅行の促進等を行っています。

札幌市経済観光局

札幌市経済観光局は、札幌市の産業・観光政策の主管部局です。札幌市において、商工業・農業などの産業振興、中小企業支援事業の企画・調整、観光・MICEの企画・推進、国際経済交流の企画・推進、イノベーション・スタートアップの振興・推進等を行っています。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のシンクタンク・コンサルティングファームです。東京・名古屋・大阪を拠点に、国や地方自治体の政策に関する調査研究・提言、民間企業向け各種コンサルティング、経営情報サービスの提供、企業人材の育成支援、マクロ経済に関する調査研究・提言など、幅広い事業を展開しています。

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