2020年日本はこうなる

三菱UFJリサーチ&コンサルティング編
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  • 三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクである当社のエコノミスト、コンサルタント、研究員の英知を結集した、ビジネスパーソン・学生必読の書。
    第1部では、国内外の経済やマーケットの見通しを展望。
    第2部では、AIと脳科学、SDGs、スマートシティ、CASE等、今知るべきトレンドを詳説。
    第3部では、2020年を理解するための82のテーマをよりミクロな視点で解説しています。

書籍名
2020年日本はこうなる
著者
三菱UFJリサーチ&コンサルティング編
発行
東洋経済新報社
発行年月
2019/11/08
価格
定価1,760円(本体1,600円+税10%)
お求め方法
一般書店で販売(オンラインストアを含む)

目次抄録

巻頭言 ポスト・グローバリズムの時代へ

第1部 米中冷戦下で求められる日本の戦略

(1)「競者の論理」で作る21世紀の自由貿易
(2)下振れリスクを抱えて迎える五輪イヤー
(3)米中対立の暗雲の下、世界経済は綱渡りが続く

第2部 2020年のキートレンドを読む

(1)人工知能の社会実装と脳科学
(2)SDGsへの取り組みとパラダイムの変遷
(3)スマートシティの現在地と実装に向けた課題
(4)CASEで産業構造が激変する自動車業界
2020年に予定されているビッグ・イベント

第3部 2020年を理解するためのキーワード

〔2020年のキーワードはこう読む〕
第1章 国際社会・海外ビジネスはこうなる
1-1 ASEAN 転換期を迎える日系企業戦略
1-2 一帯一路 波及効果を求めアジア寄りにシフト
1-3 対中ビジネス 外商投資法の制定が外資参入を促進
1-4 ブレグジット 英国は無事EUを離脱できるのか
1-5 EU政治 新執行部スタートで改革が進むか
1-6 新興国経済 堅調なアジア、低調な非アジア
1-7 デジタル課税 国際税務の新たな枠組みを構築する契機
1-8 開発課題イノベーション 国際開発とデジタル技術の活用
1-9 グローバルヘルス UHC達成に向けた多様なセクターの協働
第2章 産業はこうなる
2-1 再生医療 本格的な進展が期待されるが課題も
2-2 衣服のシェアリングサービス アパレル小売は「売らない」ことで進化する
2-3 農林水産物の輸出 輸出拡大による日本農業の再生
2-4 インシュアテック デジタルが保険を変える
2-5 X-Tech デジタル変革を実現するソリューション
2-6 医療機関の人事制度 貢献と処遇の一致を重視するシステムに
2-7 オープンイノベーション 手段が目的化するジレンマからの脱却を
2-8 ロボティクス ロボット普及に求められる価値デザイナー
2-9 身体拡張 ポストスマホ時代の技術革新
2-10 情報銀行 提供できる価値の最大化が必須
2-11 アクセラレータ 多様化するプログラムの選択基準
第3章 企業経営はこうなる
3-1 人材マネジメント グローバル化、デジタル化への対応が急務
3-2 社外取締役 形式的活用から本質的なニーズの拡大へ進展する
3-3 デジタルHR 人事によるVR、ARコンテンツの活用
3-4 フラット組織 新しい組織運営手法への移行が進む
3-5 ダイナミックプライシング 店頭価格がより柔軟に変化する時代へ
3-6 持株会社化 持株会社体制への移行はさらに加速
3-7 派遣業界 自動化・省力化により戦略転換が進む
3-8 株主アクティビズム 中長期的な企業価値向上を唱え高まる存在感
3-9 グループ・ガバナンス 新しい実務指針による企業価値の向上
3-10 データマーケティング POXデータを巡るバリューチェーン闘争
3-11 デジタル戦略 新市場の創出と持続可能な社会の形成へ
3-12 デザイン経営 デザイン思考が競争優位の源泉となる
3-13 新リバース・イノベーション アジアの先進社会インフラを事業戦略に活用
3-14 ブレンディッド・ラーニング 新たな融合学習で人材開発の競争力を高める
3-15 中小企業の災害対策 事業継続体制の整備と政府支援の活用
第4章 働く場はこうなる
4-1 70歳までの雇用 将来の人材構造を意識した人事施策の契機に
4-2 RPA さらなる利活用のために導入ルールを徹底する
4-3 医師の働き方改革 医師の時間外労働規制に向けた対応を
4-4 コラボヘルス 多様なデータ活用による次世代の健康管理
4-5 創業型事業承継 新しい創業促進の手段となるか
4-6 ジョブ基軸人事 自分の市場価値を意識したキャリア形成を
4-7 パワーハラスメント パワハラ防止措置が企業の義務となる
4-8 同一労働同一賃金 正規・非正規を問わない公正な待遇
4-9 勤務間インターバル制度 健康確保のため積極的な導入が期待される
4-10 労働者の健康増進 企業によるスポーツの奨励が大きなカギに
4-11 オープンデータ活用 ニーズに合ったデータ提供が普及の条件
4-12 人生再設計第一世代 就職氷河期世代の再チャレンジ支援
第5章 社会・文化はこうなる
5-1 スポーツビジネス ICTが広げるスポーツマーケット
5-2 次世代のITスキル 小学校でのプログラミング教育必須化の狙いは
5-3 大学入試改革 大学入学共通テストへの期待と課題
5-4 修繕積立金 マンションの長期修繕計画の見直しが重要
5-5 食のダイバーシティ 多様な外国人への「日本食」でのおもてなし
5-6 大阪・関西万博 急ピッチでチャレンジングな準備が進む
5-7 エシカル消費 東京五輪を契機とした普及に期待
5-8 キャッシュレス 日本にモバイル決済は浸透するか
5-9 サブスクリプション 「所有価値」から「使用価値」への転換
5-10 デジタル・ガバメント 行政におけるデジタル改革は実行フェーズへ
5-11 ソーシャルインパクトボンド 普及・拡大期に移行した日本のSIB事業
5-12 成果連動型民間委託契約 PFSを通じた公共調達の成果志向化
第6章 少子化・高齢化はこうなる
6-1 遠隔医療 診察も服薬指導もオンラインで行う時代へ
6-2 ゲノム医療 遺伝子技術は将来の医療をどう変えるか
6-3 地域医療 都市と地方とにおける病床数の偏在
6-4 がんサバイバー QOL向上のため診断・治療の進化が望まれる
6-5 8050問題 ひきこもりの長期化が招く親子の孤立を防げ
6-6 認知症対策 予防のエビデンス収集とその実証が進む
6-7 手術支援ロボット 国産ロボットの開発が活発となり競争は激化
6-8 高齢者移動支援 「超移動困難社会」を克服する地域の支え合い
6-9 介護人材 元気高齢者が介護現場を支える
第7章 地域はこうなる
7-1 地域起業家育成 地域でのスタートアップエコシステム
7-2 民泊 新法が民泊を淘汰する可能性も
7-3 インフラツーリズム 社会資本の維持に観光の力が貢献
7-4 空港民営化 インバウンド市場は地方にとっての勝機
7-5 オーバーツーリズム 地域の持続可能な発展につながる観光戦略とは
7-6 外国人観光客 オリンピックを通じて日本各地の魅力を周知
7-7 警察庁EBPM オープンデータがエビデンス蓄積のカギを握る
第8章 地球環境・エネルギーはこうなる
8-1 海洋プラスチックごみ問題 海を汚染から守る取り組みが本格化
8-2 海運のSOx/PM国際規制 規制強化に向けた新たな環境戦略
8-3 森林環境税 新たな税と制度が森林保全に大きく寄与
8-4 原油相場 産油国の生産方針と原油相場の行方
8-5 航空産業の環境対応 CO2排出削減にバイオジェット燃料実用化
8-6 TCFD 進む気候関連の財務情報開示
8-7 ESG融資 地域金融にも広がるSDGsの潮流