12月8日公表予定の2014年7～9月期の実質GDP成長率（2次速報値）は、1次速報値から若干上方修正され前期比－0.3％となる見込みである（年率換算値では－1.6％から－1.2％に修正される見込み）。2四半期連続でのマイナス成長の状況に変化はなく、消費税率引き上げ後、景気が弱含んだ状態が続いていたことを確認する結果となろう。

需要項目別の内訳をみると、7～9月期の法人企業統計の結果を受けて、設備投資が2次速報値の前期比－0.2％から同＋0.6％に上方修正される一方で、公共投資は、9月の建設総合統計の結果を勘案すると、前期比＋2.2％から同＋1.5％に下方修正されると考えられる。また、在庫投資は同じく法人企業統計の結果を反映させても、実質ＧＤＰに対する前期比寄与度は－0.6％のまま据え置きとなるであろう。その他の需要項目は1次速報値と大きくは変わらないであろう。

2014年7～9月期のＧＤＰ（2次速報）予測

お問い合わせはこちら

テーマ・タグから見つける

テーマ

タグ