新・アジア経済論-中国とアジア・コンセンサスの模索-

平川 均・石川 幸一・山本 博史・矢野 修一・小原 篤次・小林 尚朗編著
部分執筆: 第6章 アジアにおけるイスラム消費市場 武井 泉
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  • 本書は、中国経済が台頭する中で、東アジアのグローバリズムの実態と功罪、そして「ワシントン・コンセンサス」および「北京コンセンサス」の限界を実証的に分析しながら、「アジア・コンセンサス」ともいえる新たな開発協力モデルを提示することを目的としています。中国がこれから構造改革を進めていく中で、東アジアが世界経済の中でどのような位置づけにあるのか、中国の膨張と調整をどのようにとらえればよいのか、どのような地域協力体制を構築すれば共存共栄が実現できるかを考察しています。

書籍名
新・アジア経済論-中国とアジア・コンセンサスの模索-
著者
平川 均・石川 幸一・山本 博史・矢野 修一・小原 篤次・小林 尚朗編著
部分執筆: 第6章 アジアにおけるイスラム消費市場 武井 泉
発行
文眞堂
発行年月
2016/03/15
価格
定価3,080円(本体2,800円+税10%)
お求め方法
書店にて販売

目次

第Ⅰ部 グローバル化するアジアと世界経済

第1章 アジア経済の変貌と新たな課題 ―アジアコンセンサスを求めて―
第2章 アジアの生産ネットワークと地域統合 ―電機電子産業の事例から―
第3章 アジアの地域統合の進展と展望
第4章 オフショアリングとアジア経済 ―世界経済のサービス化―
第5章 老いるアジアと国際労働力移動
第6章 アジアにおけるイスラム消費市場

第Ⅱ部 膨脹する中国とアジア

第7章 中国の経済成長 ―党主導型開発は格差を解消するか?―
第8章 中国の膨張を支える対外戦略
第9章 中国の勃興とエネルギーを巡る諸問題
第10章 政治経済面で中国に接近する韓国
第11章 政治経済学からみた中国とASEAN関係
第12章 対立と協調のインドと中国
第13章 アジアの国際交通インフラの開発と物流

第Ⅲ部 アジア・コンセンサスの模索

第14章 新自由主義批判とアジア・コンセンサスのエチュード
終章 アジアの新たな開発協力モデル ―「ワシントン・コンセンサス」と「北京コンセンサス」から「アジア・コンセンサス」へ―