スポーツツーリズムに関する意識調査スポーツツーリズムで重視されることは「ロケーション」、「リゾート感」、「非日常性」

2016/02/02 内田 克哉
スポーツ
観光
独自調査

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の観光政策室は、「スポーツツーリズムに関する意識調査」を実施しました。今回の調査は、2015年11月30日~12月2日の3日間、株式会社マクロミルに登録しているインターネットモニターの中から、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、中京圏(愛知県、岐阜県、三重県)、近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県)の3地域在住の20代以上の男女1,040人(男女均等)を対象に実施しています。
※本調査は、スポーツツーリズムにおける「旅行先で行うスポーツ」を対象に行っております。

【調査結果概要】

  • 場所を選定する上で重視することは「ロケーションの良さ」、「リゾート感」、「非日常性」。また、「そこでしか出来ない体験」、「適した環境」、さらには専門性の高いスポーツは「インストラクター」も重要。
  • スポーツが主目的で旅行をするものは「スキー・スノーボード」、「ゴルフ」、「トレイルラン」、「登山・トレッキング」。一方、旅行が主目的であり、旅行をしながら併せて楽しむスポーツは「ドライブ・ツーリング」、「乗馬」、「グラウンドゴルフ」、「サイクリング」。
  • 「ダイビング・シュノーケリング」、「セーリング」、「スノーシュー」、「スキー・スノーボード」等は比較的滞在期間が長い。また、金額が高いものは「ゴルフ」、「セーリング」、「ダイビング・シュノーケリング」、「スキー・スノーボード」「パラグライダー・ハンググライダー」等。
  • 旅行中にしたいスポーツの上位は「ウォーキング」、「ハイキング」、「サイクリング」、「スキー・スノーボード」。
    • 若年層に人気が高いスポーツは「スキー・スノーボード」、「サイクリング」、「ウォーキング」、「ダイビング・シュノーケリング」等。高齢者層には「ウォーキング」、「ハイキング」、「登山・トレッキング」、「サイクリング」等が人気。
    • 人気のスポーツで男女差が顕著なものは、男性は「釣り」、「マラソン・ジョギング」、「ゴルフ」、「ドライブ・ツーリング」、「サイクリング」、女性は「ヨガ・ピラティス」、「ダイビング・シュノーケリング」、「乗馬」、「ハイキング」等に偏る。
  • 人気の地域は、サイクリングは「しまなみ海道」、ウォーキングは「京都」、乗馬およびドライブ・ツーリングは「北海道」、ジェットスキー・ウェイクボード、ダイビング・シュノーケリングは「沖縄」、ハイキング、スキー・スノーボードは「長野」および「北海道」が注目されている。
  • 旅先でスポーツをする目的は、「自然を感じること」や「気分転換」が上位。スポーツの種目によっては「非日常性・特別感を味わう」、「爽快感」など、目的も異なる。
  • 手軽なスポーツは「家族」、専門性の高いスポーツ、リゾート感の高いスポーツは「知人・友人」と楽しむ傾向。
  • 旅先でスポーツをする上では、「道具が借りられ手軽に体験出来ること」が求められ、「初心者でも楽しめること」、「施設の清潔さ」も重要視される。
  • 旅先でスポーツをする上で困る事は、「天候が悪くてスポーツが出来ないこと」、「トイレが無い・少ない」、「料金高いこと」。とりわけ女性は、「トイレ」、「料金」を意識し、「同伴者と一緒に楽しめること」も重要。

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