三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社（本社：東京都港区社長：水野　俊秀）は、IFRS（国際会計基準）支援ツールIFRS Navigator（通称：IFRSナビ）を開発、本ツールを使ったIFRS導入支援サービスを2011年7月から開始します。

IFRS Navigatorは、国内最大手の監査法人である新日本有限責任監査法人（本社：東京都千代田区理事長：加藤義孝）から専門家としての情報提供及び助言を受け、J-SOXの文書化支援ツールでは国内No.1のシェアを持つ株式会社サン・プラニング・システムズ（本社：東京都中央区　社長：三谷　進）と共同開発したものです。

金融庁によれば、日本におけるIFRS強制適用を2012年に判断し、強制適用が決定された場合は2015年または2016年に適用を開始するとしています。2010年3月期から認められたIFRSの任意適用に対応する企業が増えてきていることもあり、今後、企業はIFRSについて何らかの対応が必要になってくると考えられます。しかし、IFRSに関する情報は多いものの、企業が何をどのようにすればよいか、その具体的な対応についての情報は必ずしも多くありません。またIFRS適用について各社が様々なサービス提供を行っていますが、企業にとって必ずしも理解しやすいものになっているとは限りません。こうした課題に対応すべく開発したツールがIFRS Navigatorです。

IFRS Navigatorは、業務プロセス分析ソフトウェアである「iGrafx」をベースに企業がIFRS適用に必要な知見や豊富なコンテンツを盛り込み、IFRS適用プロジェクトの管理機能を実装しています。
経済産業省が公表した「経理・財務サービススキルスタンダード（FASS）」の業務マップ、業務プロセスマップ、スキルディクショナリも実装していますので、IFRSのみならず、企業の経理・財務部門における業務見直しにも活用できます。
さらにIFRS適用の基本ステップである（１）影響度調査（２）全体計画の策定（３）対応策の検討と立案（４）導入／運用（５）導入後の対応まで全てをカバーするだけでなく、企業経営にとって必要な経営課題のチェックリストと個別経営課題解決に向けた方向性もナビゲートします。しかも、IFRS適用プロジェクトを途中まで進めている企業にとっても乗り換えがスムースにできるように設計されています。このようにIFRS Navigatorは、IFRS適用を起点に企業が対応すべき各種課題を導く様々な機能をオールインワンでパッケージした点が特徴です。

当社が提供するIFRS導入支援サービスは、IFRS Navigatorの機能を最大限に活用し、IFRS導入プロジェクトを効率的に推進するソリューションを提供します。
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