三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社（本社：東京都港区社長：水野俊秀）と兵庫県立人と自然の博物館（兵庫県三田市館長：岩槻邦男）、特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク（大阪府大阪市住吉区理事長：山西良平）は、2012年2月12日（日）に兵庫県公館（神戸市中央区）で「生物多様性協働フォーラム～関西から発信する多様な主体による広域連携に向けて～」の第３回（全３回）を開催しました。本フォーラムは、「社会の『つながり』を活かした取り組みの展開」をメインテーマに、関西で活発な取り組みを進める企業や自治体を中心として議論を展開する場として、毎回多数の方にご参加いただきました。最終回となる第３回は事例を中心とした講演と対談セッションの2部構成で開催、450名を超える方々にご来場いただき盛況のうちに閉幕しました。

講演では、まず兵庫県立大学教授/兵庫県立人と自然の博物館副館長中瀬勲氏より、「行政の仕組みを活用した企業の森づくり」と題して、兵庫県を中心とした企業の取り組み事例を紹介いただきました。続いて、結・社会デザイン事務所代表菊池玲奈氏より、琵琶湖いきものイニシアティブの活動を中心とした取り組みを、次いで株式会社ブリヂストン彦根工場総務・環境保全課長山田保之氏から「地域での環境保全活動の中で企業の果たせる役割」について、自社の取り組みを講演いただきました。
対談セッションでは、井戸敏三兵庫県知事（関西広域連合長）と嘉田由紀子滋賀県知事（関西広域連合広域環境保全担当委員）に参加いただき、広域連携の視点から、関西における生物多様性戦略の展望について活発な意見が交わされました。

最後に、環境省自然環境局長渡邉綱男氏より、本フォーラム全体のコメントをいただくとともに、当社政策研究事業本部西田貴明より本フォーラムの今後の展開・方向性と、2012年度以降の展望を提示し、フォーラムを閉幕しました。

限られた時間ではありましたが、会場からも積極的な意見をいただき、「多様な主体による参加と協働」に向けた期待や関心の高まりを感じさせるフォーラムとなりました。
3回にわたるこの度のフォーラムの成果を踏まえ、2012年度以降もさらに取り組みを進め、関西における生物多様性の協働を推進してまいります。

以上

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生物多様性協働フォーラム盛況に閉幕

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