英国は12月12日に前倒し総選挙を実施 ~保守党が勝利すれば1月末のEU離脱が実現へ~

2019/10/31 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済

〇英国の欧州連合(EU)からの離脱問題が暗礁に乗り上げて久しいが、膠着が続く事態の打開を目指すべく、10月29日の議会で前倒し総選挙を12月12日に実施する法案が採択された。
〇今後の動向については、12月12日の前倒し総選挙で保守党が勝利し、その上で英国が1月31日に新協定に基づきEUから離脱する展開がメインシナリオになると見込む。
〇膠着が続く交渉を前進させる可能性が高いという意味で、12月の早期総選挙は国民投票の再実施よりもまだ妥当なオプションといえよう。

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