コモディティ・レポート(2023年1~3月)

2023/04/20 芥田 知至
コモディティレポート
商品市況

Ⅰ.コモディティ市況全般:3月中旬に1年2カ月ぶり安値

ドル建て国際商品市況全般の動向を示すリフィニティブ・コアコモディティCRB指数は、2022年6月9日に2011年9月以来の高値をつけた後、2023年3月15日には2022年1月以来の安値をつけた。引き続き、ゼロコロナ政策撤廃後の中国景気回復の行方、米欧の金融政策や景気後退の可能性などを巡って思惑が交錯し、コモディティ相場は、再び方向感を欠いた不安定な推移になりやすいと思われる。

Ⅱ.エネルギー市況:足元はブレントが85ドル前後、WTIが80ドル前後

国際指標とされるブレント原油は、2022年3月上旬に2008年以来の高値をつけた後、2023年3月20日には70.12ドルと2021年12月以来の安値をつけた。4月2日に「OPECプラス」参加国が自主減産を発表し、相場は跳ね上がったが、先行きは、強弱材料が交錯する中、方向感のない推移になりやすいだろう。

Ⅲ.ベースメタル市況:銅は3月中旬に安値後、4月中旬に9,000ドル台を回復

銅相場は、2022年3月7日に10,845ドルと史上最高値を更新した後、7月15日に6,955ドルまで下落した。2023年に入って一時9,550ドルまで上昇したものの、期待先行の動きで、足元は9,000ドル前後となっている。目先は調整含みの推移が続こうが、年後半には上昇に転じると見込まれる。

Ⅳ.貴金属市況:金相場は4月中旬に2,000ドル超と最高値に接近、1年1カ月ぶりの高値

金相場は、2022年3月8日に2,069ドルと史上最高値に迫った後、9月28日には一時1,613ドルと2020年4月以来の安値をつけたが、2023年4月13日には2,048ドルまで上昇した。米欧ではインフレ圧力が根強いものの、景気減速の兆しもあるとみられ、金相場は方向感の出にくい展開となろう。

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